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3D購入する前に確認したいこと4選

3Dプリンター


3Dプリンターもだいぶ安くなってきてAmazonでも数万円で買えるものが増えてきましたね。せっかく買った3Dプリンターを箪笥の肥やしにする前に購入目的を明確にして、買ってからしばらくしたらもう使わない。となるのを防ぎましょう

3Dプリンターは便利なのか?

3Dプリンターと一口に言っても作り方が違えば、もともとこんなことをやろうとしていたのに、買ってからイメージしていたのと違う!なんてこともあるかもしてません。まずは、3Dプリンターについて説明します。

企業向け3Dプリンター

企業向け3Dプリンターには大きく分けて3つの目的があります

  1. コストダウンするため(生産性をよくする)
  2. 研究開発(新しい製品を作る)
  3. 社内で使う部品を作る

3Dプリンターって時間かかるので生産性が良くない。という話を聞くこともあるかと思います。しかし製造原価という観点で考えていくと、場合によっては生産性が高くなる(コストダウンになる)場合があります。詳しくは別の記事で書こうと思います。

企業向け3Dプリンターは利益に直結する目的で導入しますので、購入目的が明確ですね。

家庭用3Dプリンター

家庭用3Dプリンターは造形できるサイズが小さいものが多く、大きいものを作りたい方は、分割して造形し組み立てて作る必要があります。

造形方法は、樹脂を積み上げながら積層するタイプと、液体の樹脂に紫外線をあてて硬化(固める)させるタイプの2種類になります。

3Dプリンターの購入目的は明確に!

1.3Dプリンターで儲けることはできるのか

一点豪華主義

3Dプリンターで作ったもので、お金を稼ぐことはできます。フィギュアなど作って販売している方もいらっしゃいますが、おそらく廉価なマシンでは、積層目も荒く仕上げに時間がかかるでしょう。ですので、外観性が求められるものを作ることを検討している方は最初から高価な3Dプリンターを購入しないと2度手間になります。

上の写真は、私がモデリングし、造形したもの写真です。3Dプリンタで造形したものは、一見きれいに造形できていても、手触りで凸凹しているのがわかる。

俺はアイデアの塊だから、とても便利なものを3Dプリンターで作って売れば、大儲けできる。という方は、まずSNSのフォロワーを増やさないと、広告できず、売れにくいので注意しましょう。

また、どの子馬の骨かも変わらない人がデザインしたものを購入するのは、なかなか勇気が必要だと思いませんか?生産者がブランド化していないと販売するのは難しいですよね。

フィギュアのように一点物で、単品で高額で売れるものであれば、収益性が出ますが便利グッズ程度だと、輸送費がかかるためどうしても販売価格が上がってしまい。他のもので代用できてしまうようなものは売れにくいでしょう。

家庭用3Dプリンターは生産性が低い

家庭用3Dプリンターは産業用に比べるとどうしても小さいものしか作れず、マシンをコストダウンするために外側のケースを排除したりすることで、造形中の雰囲気を保つことができず造形ミスも多くなり生産性は低いでしょう。

2.3Dプリンターを趣味で使う場合

趣味で使うので販売など考えていない。という方には気楽に造形して楽しむのがよいと思います。最近はAutoCAD社のFusion360などの無償で使える使いやすい3D CADソフトも出ていますので、3Dモデルを作るハードルは年々下がっていますし、今後も加速していくことが予測しています。

下の写真は私がモデリングし、造形したものです。用途も様々に思い立ったらすぐ形状を考え、製作品が出来上がってくるスピード感は感動します。一昔前では到底こんなことできなかったですし、もし作ったとしても、ものすごく時間もお金がかかることですね。

3Dモデルの無償ダウンロード

自分でモデルが作れないと、3Dプリンターは買っても意味がない とお考えの方もいるかと思います。日本では普及していませんが、GRABCADというサイトをご存じでしょうか。世界中でモデリングされた3Dデータを公開している CAD界のSNSサイトです。

GRABCAD

会員登録が必要なサイトですが、データー量の多さは桁違いです。海外の方の登録者数が多く、まさかこんな用途のものがデータ化されているなんて!と驚くものもあります。こんなニッチなもののデータがあるの?と思った事が何度もあります。

3Dデータのインフラを調べておいてから、実際に3Dプリンターを購入してもよいのではないでしょうか。

3.3Dプリンターの置き場や造形タイミング

ケース付きの3Dプリンターそれでも音が気になる方はケースを作ることも検討した方が良いです

3DプリンターをAmazonなどで物色していると、低音タイプで○○デシベルというような表現を見ます。皆さんはデシベルといわれて、ピンときますか?私は来ません。

音の問題は対策が難しく、まして静かな夜間では、どうしても気になります。もしあなたが、ビジネスパーソンで3Dプリンターの操作ができるのが朝と、夜だけだったとしたら夜間に3Dプリンターを動かしたくなりますよね。今夜スタートすれば、明日の朝には出来上がっている。テンション上がりますよね。

もし音について懸念があるようでしたら、対策を練っておく必要があります。

3-1.3Dプリンターの置き場所は寝室を避ける

夜間も動かすならば、寝室を避けるべきでしょう。もしくは耳栓という選択肢もありますが、自分一人だけでないのならば、耳栓という選択肢は避けた方が良いと思います。

私は寝室に置いてあるので耳栓をしています。それなりに静になりますが、やはり音は聞こえてきますね。

3-2.ケース付きの3Dプリンターを選ぶ

低騒音をうたっているものでも、実際はそれなりに気になります。もちろん既定のデシベル値以下かもしれないですが、ケースのありなしでは、圧倒的にケースありのタイプを選ぶ方が良いです。造形した製品の形状もキレイに仕上がりますよ。

3-3.騒音対策グッズをそろえる

3Dプリンターにケースがついている場合”オトナシート”のような耐騒音シートをケースに張り付けたり、3Dプリンターと、床の接地面に防振シート(ゴム)などを敷くだけでも効果があります。

また、防振をうたっていなくても、絨毯などの厚手の生地も音を低減する効果があります。

上の写真左は、オトナシート本体に張るタイプの防音シートです。写真右は、静音ジェルパット マシンと床の間に置くブロックです。

3-4.専用ケースを作る

これは効果が期待できます。厚めの合板でケースを作ると音がだいぶ軽減されます。ただし無音になるわけではありません。私は24mmの床用の合板を購入し製作しました。24㎜の合板は床用に生産されているので、割と安めではないかと思います。

4.メンテナンス

レビューが怪しかったり、安すぎるメーカーのものはやめた方が良いと思います。私は最初の1台を買った際に最も安い3Dプリンターを購入しましたが、ほとんど使えず捨てました。温度が上がらずメーカーに連絡しヒーターを送ってもらい、解決したかと思えば、今度は造形中に原点がどんどんずれてしまい、まともに造形することができなかったためです。

マシンを出しているメーカーにメールを出し、状況を説明したらある程度対応していただいたのですが、それ以上にトラブルが次から次へと出てくるためうんざりしてしまいました。レビューがしっかりしていて、既に何機種(上位グレードのモノなど)も出しているメーカーは信頼できるでしょう。

その後、ちょっと高めのモデルを購入してモデリングしてみてできの違いに愕然としました。

最後に

私のように安直に安いから購入。静からしいから寝室に置いてみたりと、失敗しておりますがこの経験が皆さんのお役に立てれば幸いです。

文中にも書かせていただきましたが、自分で考えてモノが数時間後には手にもって動かしてみたりできるのは、3Dプリンターがあればこそ。ちょっと不便だなーと思った事が案外簡単に解決できるのです。

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