3Dプリンター用フィラメントケースのDIY
3Dプリンター購入したものの、付属のフィラメントケース小さいサイズしか使えず、Amazonなどで購入できるフィラメントが入りませんでした。そこでフィラメントケースを製作。
今回は、このフィラメントケースでキモとなるローラーブ部分の3Dモデルについて書きたいと思います。
モデルはGrabcadからダウンロードできます。末尾のリンクをお進みください。
一般的に販売されているフィラメントを仕舞いたい
ABSフィラメント、PLAフィラメントによらずAmazonでフィラメントを探すと大抵1kgで販売しています。私が購入したUP miniは、付属のフィラメントケースにこの1kgのフィラメントが入りませんでした。そこで、フィラメントケースを製作することにしました。
構想とすると、外側のケースは薄い合板で製作し、フィラメントを巻き付けているリールを二つのローラーで支持する構造です。
リールを滑らかに転がすためにボールベアリングを使用
ローラーの組み立て図について
オレンジ色のRORA2はケースの外側で6角ナットを固定するための部品。灰色のRORA1は、フィラメントのリールを支える部品です。
ローラーの分解図
こちらの図は組み立て図をばらし、M6のネジと、ベアリングの位置関係を示しています。
購入部品
ベアリングとネジの画像をクリックでAmazonに飛びます。
NSKのミニチュアベアリング
M6 CB L95
それぞれの部品の機能について
ベアリングはRORA1を両側から挟み込みRORAの回転を滑らかにします。ベアリング内径はΦ8で、これを止めるネジはM6のため、隙間ができてしまいます。Φ8とM6の隙間は、RORA33をカラーとして使う事で余分な隙間を潰します。
RORA1がケースに当たると、せっかくベアリングで回転を滑らかにしたにもかかわらず、引きずり抵抗が出てしまうため、RORA444でRORA1とケースの間に隙間を作ります。
RORA2は、M6のナットを保持するためのパーツです。このような六角穴を作るのは3Dプリンターの利点ですね。
すべての部品を固定するために六角穴付きキャップボルト(M6 CB)で締め付けることで、ケースとローラーを固定します。
ケース内側 外側
モデルのダウンロードについて
モデルはGrabcadというサイトにアップロードしています。
STLデータのダウンロードはこちらから
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