SLIKの3脚のハンドルを3Dプリンターでリビルド
フリマアプリで3脚かったら部品が無かったので、3Dプリンターで製作しました。
雲台はまた別の記事で描こうと思います。
3脚の部品直した記事についてはこちらから
それでは今回作成したハンドルのモデル製作を説明します
Fusion360 で SLIKの三脚のハンドルを作成しよう
コマンド 押し出し 円形パターン
まずは、回しやすくするために異径にしようと思います。
原点を中心に円柱を押し出します
そして、中心から位置をずらしたのち、角度を付けます。今回は何となく7度としました。
そして、同じように傾けた円柱を3本つなぎ合わせたような形にしたかったので、
とりあえず、傾けた円柱を”パターン”コマンド(円形状パターン)で3本にします。回転中心は原点にしてあります。
円柱を繋ぎ合わせるために3本の中心に円柱を作ります。
押し出しコマンドを使いますが、押し出しコマンドの中で、角度を指定できるので、3本の円柱を7°に傾けているので、押し出す円柱も同時に7度つけてしまいます。
カメラのハンドルをあまり長くすると、他の部品と干渉しそうなので
とりあえず60㎜(6cm)の長さにしました。
最初に3本にした円柱は無駄に長いのでカットします。
カットするとこんな感じです。
このままでは、中身が詰まった状態で3Dプリントすることになると、造形時間が長くなるのでいらなそうなところはシェル形状にしたいと思います。
抜きたいカット面に直接スケッチを書いていきます。
あまりモデル上の平面を活用しすぎると、修正したときにエラーになったりするので複雑形状のモデルを作るときには、平面はちゃんと作った方かよいと思います。
肉厚が均等になるようにスケッチを書きたかったのですが、いびつな形状になりました。
ボディを分割して、シェルコマンドを使った方が肉厚が均一になりそうですね。
締めこむためのボルトを納める 六角ボルトのザグリをしていきます。
こんな六角のザグリ穴加工で作ろうとすると、とても大変ですが 3Dプリンターでは楽勝です。
因みに6角ボルトの対辺幅は10㎜
六角のフランジの厚みは6mmです。
サポートが付かない角度でモデリング ワッシャーのためのザグリ
ボルトのネジが突き出す側は、細く作る
ネジが突き出す側のボリュームが大きいと、三脚のいろいろなところが干渉する恐れがあります。
干渉しにくくするために細くします。
そこで、削りたい形状のスケッチをし、回転コマンドでスケッチを回転させます。
そして、ボルトが突き出す側の先端には金属ワッシャーを入れるために、円形のザグリを入れます。
形状を先細らせるときの注意点ですが、3Dプリンターで成形させるときにできるだけ、サポート材を使わない形状に整えておく方が良いでしょう。
回転で形状を抜き取る際に、テーパーの角度によってはサポート材が付いてしまうので注意しましょう。
サポートが付く角度は3Dプリンターの説明書に書いてありますのでご確認ください。
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