2号 雨漏り荘 和室(仏間)の洋室化(シロアリ対策)
仏壇が残置物となっていた和室を洋室化しました。
この部屋は、増築部が2階建てですが、そのうちの1階部分になります。
仏間の病巣
平屋部分が築60年ですが、この仏間は築40年程度と聞いています。
比較的新しい方ですが、この部屋は、大引きと、束、柱にシロアリが入っていました。
そのため、大引きは部分的に入れ替え、束も半分程度をプラ束へ交換。柱は、ボロボロになった場所をできるだけ除去し、補強しました。
仏間はシロアリが入りやすい環境が整っていた
そもそも、雨漏り荘なんだからシロアリが入りやすいのは当たり前ですが、この増築部分の仏間の注意点は以下の3点でした。
- 外壁側が物置で風通しが悪い
- 雑草のせいで湿度がこもりやすい
- 外壁にあけたテレビ線の引き込み穴の防水が不十分で内部に水が入りやすい
シロアリは湿気を好むので風通しが悪いや、湿度がこもる、雨水が侵入するは特に注意です。
築古でなくても、外壁のすぐわきに物置を置いていたり、薪ストーブ用の薪を積んでいる場合シロアリが来やすい環境が整うので要注意です。
まずは仏間を壊すところから
残置物の廃棄が初めの第一歩
雨漏り荘は残置物が多く、仏壇や、位牌、写真など燃えるゴミに出しにくいものが多くスタートから苦労しました。
幸いなことに埋め立て系のごみ捨て場が比較的近くにあり、ギリギリ使える一輪車も残置されていたので大きいものは月1回の埋め立てごみの日に捨てることができました。
これもスタートが遅くなった原因の一つでした。
仏間の床と壁を破壊する
この部屋にシロアリが入っていることは内見の時からわかっていました。
なぜならば、置いてあるものをどかすと、シロアリの食害の跡が見えていたためです。
畳を捨て、下地の板や、根太、大引き、束を確認すると想定以上にシロアリでボロボロになっている箇所がいくつも見つかり、ガッカリしました。
強度的に持ちそうにならないところを除去すると、束も交換することになり先が思いやられました。
撤去が終わったら防蟻処理から
今後のシロアリ対策は以下の通りです。
- 防蟻剤の散布
- 防湿シート張と調湿材の散布
防蟻剤はタケロックを使っています。
タケロックは水で薄めて使うタイプの防蟻剤で、防蟻剤の中に入っているマイクロカプセルの中にシロアリのに対する毒が入っているらしく、散布された木材を食べるとシロアリが死ぬようです。
防蟻剤の散布については使用する道具も含め別の記事で説明しようと思います。