フローリングに付いたタイヤの跡を消す
寒い地域では、スタットレスタイヤを持っていることが当たり前になっていると思いますが、家の中にタイヤを置いておくとタイヤの跡がついてしまいます。
厄介なことにビニールなどを敷いておいてもタイヤの成分が浸透してしまい跡が残ってしまうこともあります。
賃貸においては退去時に余計な出費が増えますので退居前にどうにかしたいものです。
ということで今回は、自分でできるフローリングに付いたタイヤの跡を消す方法を紹介します。
激落ちくんなどのメラミンスポンジでは落ちませんので、まずはこのブログ記事を読んで参考にしてください。
タイヤの跡を消すための道具
- 耐水サンドペーパー#240 と#600
- サンドペーパーホルダー
- 歯ブラシ
- ニス 透明 フローリングの色に合ったもの
- 筆
- 水
- キッチンペーパー
全部購入しても5,000円程度ではないでしょうか。
プロにお願いすると数万では収まらないと思いますので安いと思います。
作業に入る前の注意点
上手く治せなかった場合、費用請求されますのでやり切れる自信が無ければ管理会社に相談した方が良いでしょう。また、火災保険が適用される可能性もあるので加入している保険会社に確認しても良いでしょう。
また、ニスを塗ったところはもともとのフローリングよりつやつやしてしまうので目立ちます。仕上がりも含め検討してください。
まずはフローリングをちょっとだけ削ってみる
マスキングテープで1センチ程度の区画を作り、その範囲の中だけ水を付けながら#240の耐水サンドペーパーで削ります。あくまで表面の色を落とさない程度なので、ゴシゴシ削るのではなく様子を見ながら優しく削ります。
タイヤの黒い色が無くなったらOKです。
その後#600で仕上げていきます。#240の削り目がぼけてきたらOKです。
水をふき取り、フローリングの溝に入った汚れを歯ブラシできれいにした後ニスのクリアを塗ります。
ニスは5~10%程度薄めて使う方が最初はやりやすいと思います。
ニスの色は透明で問題ないと思いますが、色が薄いと思ったら透明ニスにわずかに色付のニスを混ぜるのもよいと思います。色の濃さは重ね塗りで調整するほうが良いので、色はほんの少し入っていればよいと思います。
また、刷毛はスポンジタイプのものが刷毛の跡が残らずお勧めです。
まずは、1センチに区切った範囲で修正できれば、広範囲に拡大しても良いでしょう。
また、ここまでやって思いのほか時間がかかったのではないかと思います。
時間がかけられない方は、上記でも書きましたが、管理会社や、保険会社に相談するべきです。
また、仕上がりが気にいらない場合は、ご自宅の場合はリフォーム会社に相談してもよいと思います。

知人にリフォーム会社が無い場合は合い見積もりを取りましょう。リフォームは詐欺まがいの情報もあるので、複数見積もりが取れる比較サイトが便利です。
フローリングについたタイヤの跡を消す

根気よく磨いてもなかなかタイヤの跡は消せません。
修行のつもりで磨きましょう。この時サンドペーパーホルダーが無いとかなりつらいので購入することがオススメです。

黒いタイヤの跡がほぼ消えた状態

ニスでクリアを塗ったところ
ニスを塗ったところと、もともとのフローリングの艶が違うのでタイヤの跡を消した個所は目立ちます。全面ワックスがけをすれば目立たなくなると思います。
これが気になる場合は業者に頼むのも一つだと思います。