まんがでわかる デザイン思考
シナリオ・記事:小田ビンチ まんが:坂元 勲 監修:田村 大
デザイン思考(Design thinking) デザインという言葉からは、建築物や、設計 そのようなイメージを思い浮かべるかもしれません。私はこのよくわからない”デザイン思考”の考え方を本書で勉強しました。デザイン思考があなたの困りごとを解決してくれるかもしれません。
デザイン思考を使い業績を伸ばす
デザイン思考はイノベーションを起こすツール
仕事でも、プライベートでも何か「いいアイデア」はないかと思ったり、あるいは、「いいアイデア」を求められたりした経験はありませんか?でもそんなに簡単にいいアイデアって持ち合わせていないですよね。私もドラえもんのポケットからいろんなアイテムがポンポン出てくるように、ズバッと問題を解決するようなアイデアをポンポン出せたらよいのですが実際はそうはいきませんよね。デザイン思考はフラッシュアイデアのように思い付きに頼るのではなく、アイデアを生み出すためのツールを使いながら問題を解決し、ひいてはイノベーションにつなげていく思考法、あるいはツールなのです。
デザイン思考を実践し業績を伸ばした企業
デザイン思考を取り入れた企業に、アメリカのシリコンバレーにあるIDEO社があります。同社は、アップル初のマウス、小児用歯ブラシ、新興国向けの足ふみ式井戸や、メガバンクの金融商品まで手掛けているのだそうです。もちろんデザイン思考を活用しいます。先に上げた例を見ていただいて気づいていただけたかもしれませんが、デザイン思考は、特定の業種に特化しているツールではなく、さまざまな仕事に対しても有用性の高いツールなのです。
ビジネス書なのに漫画の本書 おすすめする理由
本書のストーリー
本書では、ビジネス街の業績不振のチェーンの喫茶店を舞台に進みます。この喫茶店の向かいには、行列の途切れないおいしいケーキ屋さん。それに引き換えこの喫茶店には時々お客さんが来るだけ。そんな業績不振の喫茶店に、まじめが取りえの三島店長が送り込まれます。三島店長は業績を上げるために努力するのですが一向に業績は振るいません。そんな彼の前にとある会社の会長が声をかけ、デザイン思考を学びながらこの喫茶店アルバイトのメンバーとともにこの喫茶店のウィークポイントや、ストロングポイントを見つけ業績をみるみる改善し、大成功を収めるのです。めでたし めでたし。
ビジネス書にして まんが というジャンル メリットはあるのか?
本書では、主人公と共にデザインを学びながらスートリーは進行します。もしあなたが読み途中にストーリーを振り返りたくなった時も、まんがのイメージが記憶に残りやすいため、活字の本よりも時間をかけずに振り返ることができるでしょう。また、各章の終わりにその章の解説がありますので、振り返って内容を確認したい時も、そのストーリーの解説を読めば理解が深まります。本書はまさに まんが と活字のいいとこどりをしているのです。
せっかくの空いた時間にビジネス書をたくさん読もう!と考えていても、ずっと活字を眺めているのは疲れてしまいませんか?そんな気分を変えたい時でも不思議と まんが はサクサクは読めてしまいますね!
ちなみにAmazonでの評価は星4.5で、レビューの多くは、わかりやすく短期間でデザイン思考が学べる などの理由で高評価がつけらています。
デザイン思考を実践し 仕事や副業で活躍しよう
デザイン思考を実践し日々の仕事で活躍しよう
本書を読み終えたあなたは、今度は自分自身のためにデザイン思考を活用しましょう。
本書では以下のように構成されており、自分にはイノベーションなんて無理!と考えているあなたに対しても、「芸術家や、起業家だけでなくすべての人間に想像力はある。ただそれに気づいていないだけだ(本文より)」と勇気をくれるのです。
第1章 創造的覚悟
第2章 着想①「潜在的ニーズ」
第3章 着想②「普通を見直す」
第4章 着想③「カスタマージャーニー」
第5章 発想①「ブレインストーミング」
第6章 発想②「プロトタイピング」
第7章 実現「プレゼンテーション」
例えば、第2章の潜在的ニーズを見つけるなんて難しい。と思いませんか?もし自分が気づくくらいなら、とっくに誰かが気づいているだろうと考えて、諦めていませんか。ところが、この潜在的ニーズを見つけるためのツールがあったとしたらいかがでしょう。潜在的ニーズを思い付きに任せていては、いつまでたっても見つけられないのです。潜在的ニーズを掘り起こすには専用のスコップが必要です。本書を読み進めながらスコップの使い方を学びましょう。
ブログで稼ぐためのデザイン思考
あなたが、ネットサーフィンをしていて何か”モノ”や”サービス”を見つけ、購入するとき、どんな気持ちでカード番号を入力しますか?きっと楽しい気持ちになっているのではないでしょうか?時には何かネガティブな問題を解決するため。というときもあるかもしれませんが、たいていは知らず知らずのうちに自分が”ワクワク”するために、すてきな洋服、最新のスマホ、難しい料理でも調理できる電子レンジや、ロボット掃除機など調べて比較しているのです。もしあなたが調べ物中にひときわ”ワクワク”するモノに出会ったのならば、そこにはデザイン思考が取り入れられているかもしれません。
もしあなたのブログで”モノ”や”サービス”を販売しようと考えているのならば、あなたが進んでサービスを受けたくなったように、お客さんもポジティブにする必要があると思いませんか?あなたもデザイン思考を学んでお客さんを”ワクワク”させてしまいましょう。