ブラックダイヤモンド ATCPILOT レビュー その2
ブラックダイヤモンド社から出ている ブレーキアシスト機能付きのビレイデバイスの ATCパイロット。
1年以上使用してきましたが、良い点以外にも見えてきたのでレビューしたいと思います。
柔らかく細いロープは、繰り出しがうまくいかないときがある
友人のペツルのロープでビレイしていた時のこと、ロープがATCパイロットのボディから飛び出してしまうことがありました。
ロープがボディから飛び出してしまうと、ロープがATCパイロットと、カラビナに挟まれることにより、スタックしてしまい繰り出すことができなくなります。
ビレイのクリップする瞬間の一番重要なタイミングで発生すると非常に困ります。
初めてこの現象が起きた時には、いったい何故ロープが繰り出せないのか わからずパニックになりました。
今ではそのようなことが発生することが予見できますので、パニックになることはありません。
ロープのスタックはどのタイミングで発生するのか?
クライマーのクリップ動作の前のロープを手繰る動作に合わせ、ビレイヤーがロープを勢いよく出した際に発生します。
ロープを素早く動かすことにより、ATCパイロットのボディ内で、ロープが暴れるのかもしれません。
一度ロープを勢いよく引き、もう一度ロープを出す動作に移る際の、一瞬ロープが止まるときに、ATCパイロットのボディ内のクリアランス分ロープが遊び、勢い余って側面の穴から飛び出してしまうのかもしれません。
ATCパイロットのスタックを解除する方法
解除する方法は、ロープをATCパイロットのボディ内に押し戻すこと!
これに尽きます。
いきなり不用意にスタックしてしまいますので、焦りますがATCパイロットをよく見れば、すぐに気づきます。