築古戸建ての断熱DIY
安い中古住宅(いわゆるボロ戸建て)は断熱材が入っていない場合が多いでしょう。
本格的に断熱材を入れようと思うと壁を壊したりするのでDIYするには一気にハードルが上がります。
今回は壁の構造を真壁作りから大壁づくりへDIYするついでに断熱材を入れていきたいと思います。
壁の構造 真壁造りと大壁造り
真壁造りとは
柱が見えて、柱と柱の間に壁がある壁構造です。砂壁とかですね。
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大壁造りとは
一般に柱が見えない壁の事です。最近の住宅はこのタイプが多いのではないでしょうか?
大壁造りについてもっと詳しく知りたい方はこちらのサイトをご覧ください。
上の写真と下の写真は同じ部屋すが印象がだいぶ変わりますよね。

真壁造りの壁に断熱材を入れる
真壁造りのどこに断熱材を入れることができるのかというと、砂壁の上です。
この部屋の場合、壁と柱の段差が2センチくらいありましたので、5センチの断熱材なら潰せば入ると判断しました。
繊維系の断熱材は潰すことができるので、指でつまむと、厚みが5センチでも1センチ以下まで簡単に潰れます。
断熱材の反発が半端ない問題
先ほど断熱材は指で簡単に潰れるといいましたが、実際壁に押し込もうとすると反発がかなり大きいです。
指先ほどの小さな面積では大した反発力はありませんが、壁一面だとなかなか押しつぶせない反発力を感じます。
そのため、断熱材を入れる壁は通常よく使う石膏ボードではなく、構造用合板の12㎜を使いました。
構造用合板ならば、断熱材の反発でたわんでも壁が割れる心配が無いからです。また、補強という意味でも柱同士を構造用合板で繋ぐことは筋交いを入れるのに近い効果が得られるメリットがあります。
ただし、石膏ボードに比べ、コストは約3倍かかります。。。
断熱材を入れたら部屋の暖かさはどのくらい変わるのか
正直わかりません(笑)
というのも、窓から温度が出入りしてしまう為、壁の断熱だけやっても効果はあまり体感できないのかもしれません。
実は大壁造へ変更する狙いは、内窓を付ける目的もあります。
本格的な内窓は高いので、ポリカーボネート等を利用した簡易的な内窓入れやすくするためにも大壁造りが良いのではないかと思っています。
この辺りはまた記事にしていきたいと思っています。