つれない浜でカゴ釣り@富士市
自宅から最も近い富士市の浜でカゴ釣りをしてきました。
会社の釣り好きの方に話を聞くとあまりにもつれないので”死の海”と呼んでいるほど釣果が芳しくないようです。
そんな富士市の浜でカゴ釣りでクロダイを釣りましたので記録に残しておきたいと思います。
カゴ釣りの評価
今回魚を釣ったカゴ釣りを、独断でほかの釣りと比較してみました。
- 手軽さ:★★★☆☆
- 大物の可能性:★★★★★
- 片付け:★★★☆☆
- 匂い:★★☆☆☆
- 投資:★★★☆☆
カゴ釣りの最大の魅力は大型の魚が釣れる可能性が高いところです。ただし、オキアミのコマセや、付けエサを使う点では、ルアーに比べるとめんどくさいといえるでしょう。また、投げ釣りと比べてもコマセを使うのでめんどくさいため、手軽さは星3つとしました。
タックルや、仕掛けについては、ロッド&リールは8ft程度のシーバスロッドでもできる手軽さがある一方で、コマセカゴや、飛ばしウキが必要になるので、手軽さや投資を中程度である星3つとしました。
最後に、片付けの手間や匂いについては、エサや仕掛けなど洗うものが多くなるため評価は低めとしています。
富士市の浜
今回クロダイが釣れた浜はこのあたりです。
下の写真をクリックするとgooglemapが起動します。

見てわかる通り、波打ち際にテトラが配置されており浜から投げるには場所が限られるエリアです。
また、沖に対しては岩礁などの障害物がほとんどない殺風景な浜に見えます。
ただし、富士市の浜は遊泳禁止になっていることから、岸からいきなり深くなるような地形だと思われます。
地形的特徴から推定するに、岸近くのカケアガリ付近を魚は回遊しているのではないかと思います。
カゴ釣りの仕掛け
今回はぶっこみ釣りを意識して、ウキなしのカゴ釣りでトライしてみました。
チヌバリの1本で、付けエサはオキアミ。(チョー簡単仕掛け)

ハリスは1m程度で天秤に直結しました。

結び気針を結ぶのが苦手な方は自動ハリス結び機を使ってはいかがでしょうか?
自分で仕掛けを作れるようになると作れる仕掛けのレパートリーも増えます。

カゴにオキアミを入れて、底物を狙いで、エサはベタ底としました。
カゴ釣りで付けエサでオキアミを使う場合、着水時にオキアミが外れてしまうことを避けるために、カゴの中に付けエサを入れてキャストします。
この仕掛けでは、着水と同時にカゴが解放されて、カゴの中から付けエサが分離するようなシステムになります。そのため、カゴの中のオキアミと付けエサのオキアミが同調させやすい仕掛けです。
投げカゴ釣り専用のカゴを準備する
この釣りで使うカゴはYoutubeを参考に作成しました。中古の道具を取り扱っている釣具店に行くと安くカゴをgetできるので近所にある場合は活用したほうが良いです。
動画で紹介されている天秤をアマゾンでそろえると以下の通りです。
- 針金
- 飛ばしカゴ
- 熱圧縮チューブ
- ビーズ
写真をクリックするとアマゾンのサイトに飛びます。
週末の釣りに向けて準備するなら、釣具屋に行くよりネット通販のほうが簡単ですよね。
ステンレスばね針金

ロケットカゴ

熱圧縮チューブ
釣り糸が天秤に絡まないようにするためにはばね針金の段差を熱圧縮チューブで覆い隠すのが効果的であり、ハリスが絡むことを防ぐことができるでしょう。

ビーズ
ビーズを入れないとカゴが天秤に食い込んだりして新たなトラブルを生じる原因を作るきっかけになります。

中通り錘(玉)

カゴの下側に収める錘です。
この錘がないと、天秤につけた下側のかごの蓋が浮いてしまい、付けエサとコマセを同調することができません。
小田原錘(天秤につける錘)

天秤内に入れる錘と相談して、合算で15号が目安に思います。
最も釣り竿の錘負荷に合わせていただくことが重要だと思います。
カゴ釣りで使うエサ
コマセのアミエビ&付けエサのオキアミが必要です。
コマセのアミエビは何でもいいですが、チューブに入っているものは保存が簡単で、いつでもすぐに使えてにおいも出ないのでお勧めです。
だから、週末釣りに行けるかわからないけど準備しておきたいときや、予定が変わって釣りに行く時間ができた時、釣具屋さんによる時間がもったいない時などでは強力なアイテムです。
ただし、冷凍のアミブロックと比べると少し値段が高くなります。
割安な冷凍のアミブロックは解凍に時間がかかるため釣りに行く2~3時間前に購入して水を張ったバケツに入れておくとスムーズに釣りが始められると思います。
釣り場へのアクセス
富士市の浜へは場所によっては車で降りることも可能です。
ただし、斜度が急なので車高が高くないと、バンパーなどが地面に接触することがあると思います。
また、工事もよく行っているので通行できていたところが通れなくなる場合もありますので、可能であれば事前に確認しておくとよいでしょう。
車から浜へのアプローチ

富士の浜は上の写真の通り、テトラポットが浜にもあるため波打ち際まで車で行くことはできません。(もっとも行けたとしてもスタックして動けなくなるので危険です)
そのため、車から荷物をもって波打ち際まで行きますが、中間のテトラポット帯が邪魔&高低差があるので、テトラポットの切れ間を狙って波打ち際へ到達します。
このような観点から荷物はできるだけまとめてコンパクトにし、機動性の高い装備を心がけましょう。
また、陸上のテトラポットであっても、転ぶと大けがにつながるので、無理なルートは避けて通りましょう。
浜からのカゴ釣りのやり方
基本的に堤防からやるときと同じです。沖に向かって投げるだけです。
カゴ釣りの手返し
- コマセカゴにオキアミを詰める
- 付けエサを針にさす
- 付けエサをコマセカゴに収納する
- コマセカゴを地面に置いた状態で投げる準備をする
- 沖に向かってキャスト(投げ込む)
- 底につくまで放置(数十秒~1分)
- 大きくしゃくり3m分ほどラインを巻き取る
- 放置(5~10分)
- 仕掛けの回収
今回は、5~10分ごとにカゴにエサを詰め付けエサを交換していました。
夜であったためかエサ取りのような反応は少なかったように思います。
常温保存できる撒き餌”アミ姫”
オキアミの匂いが好きという方は少ないでしょう。
どうせ使うなら臭くなりにくいものがいいですよね。
しかもこのパッケージの撒き餌は飛ばしカゴに注入しやすいし、事前に購入しておいても常温保存ができるので自分のタイミングで釣りに行けますね。

付けエサ
こちらは冷凍保存するタイプの付けエサで、たとえ凍っていても針につけられるオキアミなので冷蔵庫から出してすぐに使えるので釣りに行くタイミングを選ばず準備できますね。
この”生イキくん”は、飛ばしカゴ釣りで付けエサとして使ってもしっかり針持してくれました。
オキアミにありがちの着水のタイミングで針から外れることを防ぐことができます。(キャストするときはちゃんとカゴの中に入れておいてください)

カゴ釣りの反省と今後の計画
今回は、ウキを使わずベタ底にしましたが、ハリスがたるんでいたのかあたりが全く分かりませんでした。
やはり、ウキなど使いある程度ハリスにテンションがかかる状態にするべきであったと思います。
そのため、カゴ釣りをするならば結局ウキが必要だと思います。
もっと釣果を伸ばしたいあなたへ
釣果を伸ばしたいなら専門書の仕掛けを参考にするのがお勧めです。
せっかく釣りに行くなら仕掛けをしっかり準備して大物を狙っちゃいましょう!

もっと仕掛けについて知りたいときはアマゾンキンドルがお勧めです。
kindle版では無料で読めたり、スマホで読めるので、現地で手持ちの針や糸で魚にあった仕掛けを作ることも可能になります。

釣りの終わりには・・・
