鷲頭山 メインウォール南面
鷲頭山のメインウォール南面を登ってきました。グレードこそそれほど高くありませんが、ルートファインディングや、アドレナリンでちゃうポイントなどあり面白かったです。
ロープソロで登るにはちょうどいい程度に難しい鷲頭山のメインウォール南面
鷲頭山のメインウォール南面は、メインウォール西面に比べると高さも無くパットしないエリアだったので今までスルーしてきましたがいよいよ登っていないルートも無くなってきましたので触ることにしました。
また、ロックトポとは違ったルート取りもできるのでより楽しく登れるルートもありました。
SideBurn 5.10a(写真の白いライン)

出だし核心でした(^^;
1ピン目をかけた後、リップ奥の小ガバをほじったあと動けなくなり・・・・
覚悟を決めてつっこんでどうにか落としました。2便出しました。
ステミング 5.7(写真の黄色いライン)
アップに最適ですね!ガバガバではないですが登りやすいルートでした。
もぐもぐタイム 5.10a(写真の黄緑色のライン)

スタートを隣の”FinePitch”と同じだと思って(上の写真の黄緑の点線)行ってしまいましたが、カンテ直登ルートでした。点線の方が、ルートが長くなるうえにトラバースしてカンテに至るまでが結構緊張して面白いのではないかとおもいます。
角度が変わる辺り(写真の稜線部)が核心になってきますが、ホールドが明確でないので結構緊張しました。カンテをうまく使えば苦労しなかったのかもしれません。
核心を抜けた後はスラブですが、ホールドもしっかりあるのでサクサク登れると思います。(ボルト少な目)
FinePitch 5.11a or 11b/c(写真の青色)

開拓者さんのブログによると左のカンテからスタートすると、11a(青色点線)。ボルトを直登(青色線)すると11b/cになるそうです。
因みにロックトポでは10dで紹介されていますので、取り付く際はご注意ください。
核心のハングの乗越は、左側からクリップだけ先に行い突破するのは右側から突っ込むことになります。
核心の抜けがおそらくルート名の由来だと思います。ムーブがはまると気持ちよく登れます。
私は出だしを直登ルートで登りましたが、出だしのマントル返しは充足感の得られました。ボルダーだったら4~5級くらいではないかと思います。
因みに私的には核心抜け後の次のクリップの体勢が悪く、クリップ核心となってしまいました。ヌンチャクを掴みたい気持ちを押さえるのに大変苦労しました。
無名 FinePitchの左隣り(写真の水色)

こちらはルート名やグレードがわからないのですが、隣のFinePitchと比べると5.10cくらいではないかと思います。全体的にボルト間隔が遠いので遠いのが苦手な人は要注意です。
ルート的にはFinePitchよりも鋭利なカンテを登る感じになるので格好いいルートだと思います。
鋭利なカンテを右に回り込むようにして上りましたが、掃除の状態的には、そのまま左側に抜けるようなルートもありそうでした。ボルトが無かったのでそちらにはいきませんでしたが。
鷲頭山メインウォールからの眺めは最高!
鷲頭山のように海に面している岩場はほんとに景色が最高です。
時間帯や気象条件で変化する景色は本当に美しいです。


11月8日に上ってきましたが、紅葉も進み美しい景色になりました。
下の写真では円形劇場も映っていることが分かります。

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