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合板の上にクッションフロアを貼る

築古戸建てリノベーション 雨漏り

合板を貼っただけだと見栄えはイマイチですが、クッションフロアを貼ると一気に部屋感が出てきて苦労した甲斐があったと感じることができます。

クッションフロアを貼った後に後悔しないように今回注意したポイントや作業を記事にしていきます。

クッションフロアを貼るための下地

床の下地の合板の継ぎ目のたわみが気になる

合板の継ぎ目のところが、踏むとややたわむ感じがしましたので、電動タッカーでスティープルを斜め打ちして隣の合板と連結させてみました。

スティープルの頭が出てしまっていたのでM8の寸切り全ネジの棒があったので金づちと合わせてスティープルが完全に埋まるまで叩き込みます。

下地の凹凸がクッションフロアを貼った後に出てくるのか気になる

クッションフロアは壁紙に比べると厚みがあり、壁紙ほど凹凸を気にしなくてもよいと思いますが、それでも凸凹にも程度があると思います。

そんな凹凸は床専用のパテで仕上げました。

ヤヨイのアースタッグとその中身

パテはヤヨイのアースタッグを使用しました。

アースタッグは練る前はセメントのような見た目で、内装用パテと同様に粉が細かく舞いやすいです。そのため丁寧に作業し、もちろんマスクを着用した。

木の板の上にアースタッグを出して、粉の中央部を凹ませ、この凹みに水を少しずつ加えながら撹拌して練り上げていきました。もんじゃ焼きの要領です。

練ったパテの塗り方は内装用パテと同様に、凹みにパテを入れて、へらの角度を立てて、平らになるように余分なパテをかき取りました。

ただし塗り感がジャリジャリしているのが内装用パテと異なるところでした。やはり、セメント感がします。

30分ほどで硬化が始まり、1日放っておくと硬くなる。最初はボソボソした感じだが、最終的にはカチカチになります。パテが硬いためか、ペーパーヤスリがすぐツルツルになってしまうので施工時にできるだけフラットにしておかないと、後の研磨作業で時間もペーパーもたくさん使う事になります。

パテが硬いので、サンダーが無いととても扱いきれないと感じました。スクレーパーで削り取ろうとしても、大き目の凸は取れるが、うねりのような形は削れず、むしろスクレーパが研磨されてしまう印象を受けました。

アースタッグ施工後は、”泥遊びでもしていたのか”と思ってしまうような見た目になります。

アースタッグ施工後の床の状態

アースタッグは、パテにありがちな硬化後の減肉は、少ない印象を受けました。

今回貼った合板は、節目が抜けているところが多い材でした。そのため円形の凹みが沢山ある材料でした。

しかもクッションフロアを貼るまで、作業スペースとして使用していたため、床にいろいろ落とし、床を凹ました過去がありこれも床の凹凸修正が増加した要因でもあります。

クッションフロアの厚みを考えれば壁紙ほど気を使わなくても良いのかもしれません。

クッションフロアの切り出し

クッションフロアの切断ばやや大きめになるようにカットして後から細かく刻んて調整していきます。壁紙のようにスクレーパーで押さえてその横にカッターを入れます。この時使うカッターは内装用のものでOKです。

カッターを入れる向きは水平方向にすると大き目にカットすることができると思います。

切り合わせの場所は幅広の剛性の高いカッターがよいと思います。結構強く刃を入れましたが、部分的に切れていないところがありましたので、カッターをしっかり押し付けることが大切です。

今回クッションフロアは2枚切り出し、切り合わせして6畳分を貼ります。

切り合わせるときは長い定規があると便利できれいにカットすることができます。写真のものは長さが2mあり、カッターを入れる側にはステンレスの板が入っているので、カッターの刃で定規をカットする恐れがありません。

クッションフロア用の接着剤を塗る

セメダインのクッションフロア用接着剤

クッションフロア用の接着剤は6畳で3キロ程度使いますので事前に使う量を把握しましょう。

床に接着剤を垂らし(配り)くし形のへらで伸ばしていきます。最初はドバドバ出てきますが、ボトルの最後の方はなかなか出てきません。そのため、ボトル内に残る接着剤はお菓子作りなどで使用するゴムベラがあると、ボトルの中の接着剤をきれいに出して最後まで使いきれるでしょう。

クッションフロアを貼る

クッションフロアを貼ると一気に部屋感が出る

糊付けする際は、切り合わせた2枚のクッションフロアをマスキングテープで固定して2枚同時に貼り付けることにしました。

また、床下点検口の場所は、クッションフロアを開口しないまま貼り付け、ある程度固まったタイミングで開口部のクッションフロアを切り取る方法を取りました。

部屋のクッションフロアの貼り付けは半分ずつ行います。接着剤塗布後5-10分放置(オープンタイム)してからクッションフロアを貼り付けていきます。

接着剤を塗布していない半面側がある程度位置決めしてくれるので引っ張ったりしないようにクッションフロアを接着剤の上に置いていきます。

このとき雑に扱うと、思わぬところや手に接着剤がついてしまい、汚れた手で余計なところを汚してしまうことがあります。そのため素早く拭けるようにティシュやラテックス手袋などを複数枚持ち歩くなどすると良いと思います。

点検口のクッションフロアの処置

点検口は切り出したクッションフロアを張り付けると一体感が出る

この時切り出した、クッションフロアは、そのまま点検口の蓋になるのでできるだけ縁に沿って切断しました。45㎝くらいの四角形を点検口のために新たに切り出すのは勿体ないですからね。

クッションフロアを開口したら床下点検口の縁を固定しました。

切り出したクッションフロアを点検口の蓋に貼り付けると、耳が出ますが接着剤が固まるまでそのまま放置します。

点検口に切り出したクッションフロアを張り付けると床に一体感が生まれる。きがする。

クッションフロアの接着

まずは手で広い面を空気を抜きながら貼り付けていきます。その後スクレーパを使い、縁をしっかり貼り付けていきました。

このとき隙間から接着剤が手でくることもあるので、クッションフロアや壁をマスキングテープで養生してから接着剤をスクレーパで濾し取ると他の場所を汚さずにきれいにすることができます。

全面貼れたら継ぎ目や縁をローラーをかけてしっかり押し付けます。

余裕があれば全面ローラーをかけてできるだけ凸凹がないようにしていきます。

未接着の半面も上記と同じ要領で施工して完成です。

6畳ほどの空間ですが、クッションフロアを貼る前と比較すると雲泥の差がありますね。

あとは床用に巾木を付ければ完成となります。