小豆島クライミング インスボン編

ロクスノ107号にも紹介された、小豆島のインスボン(仁寿峰)へロクスノを頼りに行ってきましたが、結構迷いながら見つけたので、これから登る方が迷わないように記事にしたいと思います。
また、インスボンのグレーディングもしこりの残る感じがしました。
この記事では、インスボンの場所や、駐車場、公共交通機関を利用したアプローチそして、実際にクライミングした感想を説明しています。
インスボンの場所
インスボンの場所は、ロクスノの情報通り福田港付近にあります。
航空写真で見ると下の写真のオレンジで丸を付けたところになります。目印になりそうなソーラーパネルは道路から見えません。
また、白矢印の方向から見ると、おおよそインスボンの角度もわかります。
ロクスノのページを見ると、フェリー乗り場付近にありそうな印象を受けますが、結構離れています。

インスボンを側面(フェリー乗り場をはさみ北側から南側を見る)から見ると下の写真のように見えます。(ストリートビュー画像)

インスボンへのアプローチ
下の写真をクリックするとgoogle mapが起動して駐車場の位置を調べることができます。

ロクスノでは、駐車場の目印として廃屋が描かれていますが、この廃屋の正面には荒浜というバス停があります。
バス移動を想定している方はオリーブバスの土庄福田線の時刻表を参考にされるとよいと思います。

吉田のキャンプ場から福田のフェリー乗り場方面へ向かう途中にインスボンを見ることができます。
下の写真は、朝日を浴びるインスボンで、左下の路肩が駐車スペースです。

駐車場からインスボンまでの道程
駐車場から岩場まではおおよそ20分くらいだったと思います。
道は、登山道ほど整備されているわけではありませんが、踏み跡は明確で迷うことはないと思います。
勾配は当然ありますが、急登というレベルではありませんでした。
また、滑落を注意しなければならないような箇所もありませんでしたので、しっかりした靴を用意する必要もないと思います。
踏み跡への入り口は、下の写真の大木が目印です。
写真右手前の民家の石垣が終わったところに白っぽい樹皮の大きな木があり、目印になります。ぱっと見はわかりにくいですが、道路から手前の枝をかき分けると踏み跡が見えるはずです。

インスボンを登ってみての感想
岩質について
岩質は花崗岩です。粒子は粗目の印象を受けました。もし、小豆島に行きエンジェルロードを見に行った方ならわかるかもしれませんが、エンジェルロード脇の岩場と同じような粗さの花崗岩です。
小川山や、瑞牆ではちょっと目にしたことがないくらいの粗さで、豊田の岩場と同じかそれよりも粗目かもしれません。
グレードについて
時間の都合で2本しか登れませんでしたので言い切れない部分はありますが、辛いと感じました。
1本目は、アップとしてプレシャスタイム 5.10aを触りましたが、核心部ではホールドが少なくフットホールドに乗りこむ感じのルートでした。
小川山、瑞牆などでスラブを登ってきましたが、今まで登ったどんな10.aよりも難しく、仮に5.11aと言われても見劣りしないと思います。マジでむずい・・・

2本目にトライしたのは小豆島物語5.10bこちらは少し難しめの10bという印象で、1本目のプレシャスタイムより優しく感じました。

服装など
インスボンは東向きの岩場のため、午前中は日が当たり、午後はあまり日が当たらなくなります。そのため時期によって、午前中が良い場合と午後がよい場合があると思います。
今回11月に行きましたが、気温は10℃以上あり、空気も乾燥していて大変登りやすい環境でした。
ですが、上っていないときはやはり寒く感じるのでダウン+レインウエアで防寒対策をしていました。