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シロアリ荘 和室の畳をフローリング化

築古戸建てリノベーション

シロアリ荘の難所は柱交換だけだと思っていましたが、柱がボロボロになることで2階の床が部分的に下がり、床の水平が全く取れていないことが判明しました。

そこで2階の和室をフローリングするに伴い、部屋の水平をとり、床の断熱も追加することにしました。

この記事では、重たい畳を2Fから降ろす方法や、レーザー墨だし器を使用せずに水平をとる方法などを紹介しております。少し時間はかかりますが、安く済ませたい方の参考になれば幸いです。

※この記事内では、工具写真などにアマゾンの商品リンクを張っております。

何はともあれ、畳もって階段を下る

畳は重たいです。特に古い畳は25kg以上とも言われています。

今回2階から降ろす畳は、古い畳でスタイロフォームが入っていない”ザ・畳”でした。おそらく重量は25kg程度はあったと思います。

畳を動かす際には、畳の裏面の中央に紐がついておりこの紐は重心付近についているので比較的無理なく持ち上げることができます。

これが水平移動であればさほど苦労しないのですが、今回は2階から降ろす作業があり悩みの種となっていましたが、実際畳をもっていくとさほど苦労なく下せることがわかりました。

畳は階段の巾木に押し付けて降ろす

2階から安全に畳を下す方法

案ずるより生むが易しとはよく言ったもので、階段の踊り場からパワーで解決しようとしていたところ階段の巾木に押し付け、自分は背中を反対側の壁によりかかりながら降ろす という方法を編み出しました。その結果12枚の畳は30分もかからずに降ろすことができました。

床の掃き掃除してから水平をとる

水準器を使うと根太が傾いていることがわかる

畳を片付けると大抵高さ調整のムシロの切れ端がありますのでこれを片付け、掃き掃除を済ませます。

そして、ホームセンターで買ってきた根太をカットして床に並べていきます。

フローリング化する床のDIYイメージ図

畳の下にあった板材の下にも根太があるのですが、この根太のピッチに合わせて新たに取り付ける根太にビス止め用の穴(φ3)をあけておきます(上の図参照)。めんどくさいですが、穴をあけることで根太が割れることを防ぐことができます。

根太を仮止めした後の和室

根太のピッチは303㎜を狙います。この寸法にすることで、910㎜×1820㎜サイズの合板の端にちょうど根太が来るようになります。(下図参照)

和室をフローリング化する際の根太のイメージ図

根太の端材から治具を作って根太を仮止めします。このピッチは合板の91㎝×182㎝に合わせたており、このピッチで根太を配置するとおさまりが良いので覚えておくと便利です。この段階の根太は仮止めなので、両端と中央の3点くらいを固定しておきます。

根太のビス止め部で水平取りする方法

DIYで、レーザー墨だし器を使わないで水平を出す道具

床の水平だしをする場合、レーザー墨だし器があると便利です。ですが、本業ではない私はバケツとビニールホースとL型金尺(又はさしがね)で対処しています。水を溜めるバケツが小さいと、少し水をこぼしただけで数値が変化するようになりますのでお勧めしません。

水を使った水平器
バケツの水面とホースの水面が一致することを利用した水平器

少し時間がかかりますが、慣れればスムーズに作業ができます。

このような業務が増えてきたら購入も検討しようと思います。

水平を測定したら部屋の中で4cmの高低差!

根太を仮止めしただけで合板を張りたくなる欲求を抑え、水平器で高低差を測定たところ一番高いところと低いところで4㎝の差があることがわかりました。半端ない段差ですね。

やはりシロアリでボロボロになっていた柱付近の落ち込みが激しく最も低くなっていました。想定では2㎝未満だろうと思っていましたが。。。

そのせいで、部屋内で巾木の高さがバラバラになってしまうことが確定しました。

すべての締結店で高さを測定したところで、狙いの高さを決めます。

狙いの高さになるようにするためには、場所によっては根太の高さを下げ、逆に高さが不足する場所では丸鋸でカットして高さを下げます。

根太をカットして低くしなければならない場所

上の写真は一番根太の高さを下げた場所。巾木の上面と根太の上面に段差があり、合板を張っても巾木が見える状態になります。

最も根太の高さを上げた場所

上の写真は今回根太を高くしたところです。巾木の上面とほぼ同じ高さになり、合板を張ると巾木が隠れてしまいます。

最終的に見栄えが悪くなるのでどうしたものか。。

巾木の対応は後回しにするとして、水平を根太で調整した結果が下の写真です。水準器の気泡が中央に来ていることから傾きが調整されたことがわかります。

傾きを根太で調整
水準器でも水平が出ていることがわかる

フローリング化に伴い床下断熱を入れる

ガラスウールで床下断熱を行う

畳は断熱性が高いため、基本的に断熱材を床下に入れることはありません。ところが今回フローリング化するにあたり、断熱材がないので追加することにしました。

スタイロフォームをやめてガラスウールにした理由は、2つあり、1つ目は床が2重になっており、断熱材が落下しないことがまず挙げられます。

2つ目は、ガラスウールのほうが安いためです。今回6帖2間分あるのですが、スタイロフォームで施工した場合、2万円程度かかります。これに対して、ガラスウールでは同じ面積を8千円程度で抑えることができます。

同程度の効果が得られるのならば安いほうを選んだほうが良いと判断しました。

根太が見えなくなるので合板に墨を打つ

床張をしていると、早くすべての合板を乗せてしまいたいですが、一枚づつやっておくことがあります。

それは、根太の位置に合わせて合板に目印をつけておく作業です。これをやっておかないと、根太が見えないせいでコースレッドを打つ位置がわからなくなります。

後でまた寸法測ってやれば見当は付きますが、一枚乗せるごとに目印をつけておけば測りなおす工程を省くことができます。

合板を並べる際には、1~2㎜程度の隙間を設けると”床鳴り”を予防することができるといわれています。ですので、カットする際は測った寸法ジャストではなく、若干小さめにするほうが良いです。

自動巻の墨壺は作業効率がアップします

合板を並べ終えたら、あらかじめチェックしておいた目印を繋ぐように墨壺で線を引きます。

墨壺は長い距離でも一発で線を引けるのでとても便利です。

合板には、碁盤の目のように縦の線と横の線(どちらか一方の線は根太の真上になるようにします。)を引くと、コースレッドを打つ位置が明確になり作業性が改善します。

合板をコースレッドで固定する

断熱材を入れて合板を乗せ、墨壺で線を引いたらコースレッドで固定していきます。

そのままコースレッドを打つこともできますが、根太が割れることがありますので、φ3㎜のドリルで下穴をあけます。また、穴をあけた位置に節目がある場合、節目が固くコースレッドの頭が沈みにくいので面取りドリルでコースレッド用のテーパー穴をあけます。

穴あけに際して、コースレッドの頭がきれいに収まるように皿座繰りを入れると、合板が割れるのを防ぎ、この後のパテ埋めが楽になります。

また、穴あけと面取りが同時にできるドリルもあり、作業効率が改善されます。

穴をあけ終えたらコースレッドで固定していきます。

コースレッドは根太より十分長いものを使用しました。これは、根太の下の床板とさらにその下の根太があった場合、ついでに固定しようという狙いです。

ちなみに6帖をフローリング化するのに使用したコースレッドの数は200本程度になります。これは、根太の固定と合板を固定するのに使用したすべての数になります。

床の合板の段差や隙間をパテ埋めする

床には床用のパテがあるのでこちらを使います。以前クッションフロアを張る際に使用したパテより少し安いものを見つけたのでこちらを使ってみようと思います。

クッションフロアを張った際のブログは以下のリンク先になります。

雨漏り荘にクッションフロアを貼る

あなたもクッションフロアを貼って部屋の雰囲気を変えてみませんか

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サンゲツのフロアセメントを購入しましたが、製造メーカーはYAYOI(ヤヨイ)なので、製造元は同じでした。

床の隙間や、合板の節目抜けを埋めるのに最適なヤヨイのフロアセメント

パテは15分で硬化し始めるので、一気にたくさん作るのではなく、少な目を複数回に分けて使う分だけ水を加えてこねてパテを作ります。

このパテは、完全に硬化するとカチカチになって、サンダーで削ることも困難なる程度に固くなります。

パテを打ち終えたのが上の写真になります。

硬化すると若干パテが痩せるのでパテは2回打つようにします。2回やると1回目忘れたところを施工することができるようになります。

パテうち後は、サンダーを使って凹凸を均しておきます。

ここまで仕上がれば後はクッションフロアを張って完成となります。