kubo's.blog Written by s-kubota

カチのレベルアップ

クライミング

カチ ホールドは好きですか?

私は好きです。

クライミングのグレードが上がると、カチもどんどん小さくなります。そんなカチホールドを持てるようになってグレード更新しちゃいましょう。

カチ強さが必要な理由

外の岩場では、必ずと言ってよいほどカチに出くわします。ちょっとグレードの高い課題になるとカチをしっかり持ってムーブを起こさなければならず、これが核心になる場合が多いと思います。

有名な、小川山のエイハブ船長では、縦カチを使う場面ありませんか?あのカチがガバだったら1級は付かないでしょう。

往々にしてカチがうまく使えれば、グレード更新に繋がるのは間違いないのです!!

カチのための指強化

カチが強い つまり、指が開かないということ!そこで私は、指が開かないようにするためのトレーニングを3種類行っております。

  • 指たて伏せ     関節強化
  • 指懸垂       カチ持ちの持久力アップ
  • 指のみのぶら下がり カチ持ちの持久力アップ

はじめは1回もできないかもしれませんですが、毎日続けると耐えられるようになり。

1回できるようになり。さらに続けると だんだん強くなってきたことを実感できると思います。

指を強くするのはつらい!指は優しく厳しく鍛えよう。

指立伏せはいきなりできなければ、膝をつくなど指にかかる負荷を減らしましょう。とにかく続けることが大切です。

指懸垂、指のみのぶら下がりは、大きめのカチからスタートし、徐々に小さいカチにシフトすると良いでしょう。また、いわゆる”カチ持ち”は指関節を痛めやすいので、できるだけオープンハンドで持つことをお勧めします。

正直すぐには効果が出にくいですが、私の体感ではカチはもちろん副次的な効果として、スローパーや、オープンハンドも強くなっています。

カチを鍛えると、スローパーも強くなる? 一石二鳥のカチトレーニング

ズバリ 骨と、関節の強化にあります。(筋トレの範疇なので筋肉も付きます)

指たて伏せは、圧縮される負荷により、骨や関節にストレスをかけ強化されるます。(と私は信じてます)これに対して懸垂と、ぶら下がりは筋力&持久力アップ寄りのトレーニングと捉えてます。

圧縮系のトレーニングは指強化に効果は本当にあるのか?

自分の足で歩行する人は、腕より足の方が骨も関節丈夫!なぜか?

足は歩行で使う最中は常に 圧縮に耐えています。スカスカの骨では、この圧縮過重に耐えることができません。ですから、足の骨は歩き回るだけで骨や関節が鍛えられます。

これにたいして指は、日常的に大きい過重に耐える場面に遭遇しないと思いませんか?クライミングを始めるまで、指にこんなに”力”がかかる経験をしている人は少ないと思います。

歩いているときは、指はぶらぶらしているだけだし、バックも重たいときは肩にかけてしまいますよね。基本的に指は細かい作業を正確に行うとは得意ですが、強い荷重には苦手なパーツと言えるでしょう。

足の骨は、歩き始めてからずっと鍛え続けていますが、指は鍛えられていない事がわかっていただけたと思います。

この圧倒的なトレーニング不足の指ではカチが持てなくて当然。さぁ、指たて伏せを始めましょう!いきなり出来ないと思いますので、膝つきで行っても大丈夫です。毎日続ければ普通にできるようになりますよ。

クライミングにおいて保持力の持久力アップは懸垂するのがオススメ!長物やるより効果的⁉

指懸垂を推奨していますが、普通の懸垂では、クライミングの保持力を短期間でアップすることができるように感じています。

リードクライミングでグレード更新を目指すには、ルート途中でレストを入れることで成功率が上がります。

レストムーブを作り、一瞬手を休めるだけで もう1,2手伸びることがよくあります。この一瞬 だけで保持力が戻ってくる感覚も懸垂を続けることで得られるようになりました。

私の経験では、上記のように懸垂行うだけで保持力を上げることができ、さらにパンプしにくくなります。仮にパンプしても短い時間でリカバリーできるようになります。

懸垂を続けられる人はわずかです。

サラリーマンクライマーは時間が無くて、クライミングジムになかなか行けないのではないでしょうか。

私もあまりいけません。ですが、たった懸垂を続けるだけでクライミングが強くなりました。