kubo's.blog Written by s-kubota

ベルセルクに出てくるジャダマハルを作る

3Dプリンター

漫画ベルセルクにでてくるクシャーンのシラットが持ってるジャダマハル

あの開閉するジャダマハルを3Dプリンターで作ってみました。

可動式のジャダマハルは装飾品のジャダマハル

youtube情報によるとベルセルクのシラットが使っている握ると刃が開閉するジャダマハルは装飾品のようです。

まあ、複雑な機構を持つものは大抵華奢なので、多分に漏れず可動式の刃をもつジャダマハルは武器として成立しなかったのではないかと思います。

それにしても、握ると開く刃を持つジャダマハルは格好いいですよね!

開閉機構を持つジャダマハルをモデリングしよう!

まずは開閉機構について構想を練りました。

レバーを握ると副刃が左右に開くという機構なので、直線の動きを回転する動きに変換する必要があります。

そうすると思いつくのはギア と ラックです。

ラックはギアの刃を直線状に並べたものです。

ということで、レバーにはラックを付けて、副刃のつけてにギアの回転中心に持ってくれば、おそらくできるだろうと考えました。

可動式ジャダマハル
カバーを外した状態

ということでこんな感じな構造を考えました。

副刃を付ける前のジャダマハル

副刃を取るとこんな感じ

これに副刃を付けたのがこれ

可動式ジャダマハル

本体は側はこんな感じにしてみました。レバーがガタガタするのを防ぐために左右は くの字 の溝を付けています。

直線的な動きをするものは、ガイド形状が無いと遊んでしまい いろいろな方向に動くのでガイドを付けましょう。

レバーの方はこんな感じ

Fusion360を使って副刃のギアをつくる

ギアを作るというとインボリュート曲線を描かねばと思ってしまいますが、Fusion360には歯車を描くコマンドがあるのでとても簡単です。

ギアの手順は下の図の通り

Fusion360でラックを作る

ラックのコマンドがわからなかったので、ギアを分解してラックを作ることに

歯車のピッチ円直径は84㎜

一回転すると 84㎜×π=263.9㎜

歯車一回転で24枚の刃があるので、1刃当たり263.9/24=11㎜進む。

ラックに使う刃の数×11㎜でラックの長さが決まります。

あとは3Dプリンターで造形するだけ

思いのほか引きが軽くいい感じにできました!

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