ハンドメイドルアーを3Dプリンターで作る
売っていないようなルアーを自分で作ってバスを釣ったことはありますか?
極小の自作トップウォーターを作って釣りに行ったところ、爆釣しました。
しかも連日!
ただし、サイズは小さかったですけども・・・
私は小学生のころから木を削ってルアーを作っていました。苦労して作った自作ルアーで爆釣なんてなかなか経験できません。1匹釣れただけでも最高なのです。
自作ルアーのあるあるですが、木を削っていた当時、トップウォーター系のルアーなら結構簡単に作れましたが、ミノー系のルアーを作ると全くうまく動きません。
ところが、3Dプリンターを使うととても簡単にちゃんと動くミノーを作ることができます。
これは、左右非対称になってしまうと、ミノーはさっぱり動かなくなるためです。
ルアーの3Dモデルを無料でダウンロードする方法
3Dプリンターは持っているからルアーを作ってみたい。ですが、ルアーの3Dモデルを作るのは難しそう。そのように考えている方もいるのではないでしょうか。
実際3D CAD(モデリングソフト)ルアーの複雑な形状を3Dモデルで作成するのはなかなか難しいと思います。
とにかく3Dプリンターでルアーを作ってみたい方にお勧めのサイトは grabcad(グラブキャド) というサイトです。
Go grabcad英語のサイトなので、抵抗を感じる方もいるかもしれませんが、メンバー登録をすると無料で3Dモデルデータを得ることができます。
世界中のクリエイターが作成した様々なジャンルの3Dモデルを見ることができるのでとても楽しいサイトです。
検索画面では、ルアーの英語 ”Lure”で検索すると良いでしょう。
3Dプリンターをお持ちの方はわかると思いますが、STL形式で保存されたモデルをダウンロードしましょう。
自分でルアーの3Dモデルを手軽に作成したい
全く3Dモデルを作ったことのない方にはハードルが高いかもしれません。ですが、現在ではyoutubeや、書籍、ブログ等で簡単にモデルの作り方が紹介されています。
無料の3Dモデリングソフトは、確かに手軽でよいのですが、時間に余裕がない場合、使い方(コマンド)の説明が不足しています。
初心者が3Dモデルの作り方を専門用語、でしかも英語で説明されている場合かなりチンプンカンプンで苦労することが予測されます。
私がオススメするのは、AOUTDESK社のFusion360 です。
書籍で操作方法も学べるため、学習するためにインフラが整っています。
この本を買うFusion360はユーザーも多く、ブログや、youtube動画も揃っている点もおすすのポイントです。
Fusion360の優れた点は、他の3D CADソフトで作成されたモデルも開くことができるため、前述したGrabcad のサイトで作られたモデルをより多く開くことができるはずです。
Fusion360を使ったハンドメイドミノーの3Dモデリング例
ハンドメイドミノーを作る【3Dプリンターで作る】
ハンドメイドミノーを3Dプリンターで作ってみました。Fusion360を使ったモデルの作り方など紹介しています
失敗しない3Dプリンターを使った自作ルアー製作
3Dプリンターで自作ルアーを作る樹脂はABSがオススメ
使う樹脂ですが、造形しやすいPLAはお勧めできません。
なぜならば、PLAは熱に弱く 50℃を超えると変形してしまいます。そのため熱い車内に放置していると変形してしまう恐れがあります。
そこで私は、ABS樹脂を使っています。ABS樹脂であれば、暑い車内であっても変形する恐れはありません。
ABS樹脂を使うときの注意点ですが、造形ミスで多くあるのが造形中の反りです。
ABS樹脂で反らないように造形するときのコツは過去のブログをチェックしてみてください。
反らないABS樹脂のプリント方法
3PプリンターでABS樹脂を使いこなそう
アイはヒートンではなく、ステンレス針金を使おう
ヒートンとは、ラインを結んだり、フックを付けるときに使うネジの付いた輪っかです。
へドン社のルアーなどでよく使われるヒートンですが、3Dプリンターで作ったルアーは樹脂の密度が低いため抜けてしまったり、積層目の強度が低い傾向があり、やはりヒートンが抜けてしまう恐れがあるためお勧めできません。
そのためルアーは半割にして、真ん中に針金を通す方法が良いでしょう。
ABS樹脂は紫外線にご注意
自作したルアーをプリントしたままでは、紫外線にやられてしまい傷んでしまいます。そのため3Dプリントしたものは、塗装することをお勧めします。
まとめ
バスフィッシングの面白い点は、やはりとんでもないルアーで釣れてしまう点になるかと思います。
バスフィシングは、どんなにリアルなルアーを使っても釣れないのに、試しにこんなの投げて釣れるのか?なんてルアーで釣れてしまう面白さがあります。
真っピンクのどでかいトップウォーターで30㎝そこそこのバスがつれたりと楽しい思い出があります。
3Dプリンターがあると、木を削るような技術が無くても簡単に自作ルアーを作ることができます。
是非とも、自分でデザインした自作ルアーで釣りを楽しんでいただきたいです。