湯川クライミング
クラックエリアで有名な長野県の湯川
久しぶりのクラックを登りに行ってきました。
湯川の駐車場
かつてエリアのすぐ近くに路駐できておりましたが、昨今のコロナ禍のためか路駐できなくなりましたのでご注意ください。
駐車場は、林道に入りすぐに分岐があるのですが、分岐の手前の広場を使い、ここが一杯になっている場合は周辺の広いスペースを使うのが無難でしょう。
思いやりのある駐車を心掛けていきましょう。
湯川は講習会会場として混む
10台のクラックが揃っているためクラック講習会の会場として使われることが度々あり、アップしやすいエリアが埋まってしまいます。みんなで岩場をシェアしましょー
道化師の右側のクラックでアップ ちょっと脆いですが、5.8と5.9があります。
トポはロクスノ93に出ていますので興味のある方はチェックしてみてください。
過去の記事でも説明しています。
長野県 湯川の岩場【クラッククライミング】
湯川の岩場にクラッククライミングを愉しんできました!アプローチ直下の駐車場がNGという話もあるようなのでご注意を!
湯川に来たのにわざわざフェイスを登る
湯川にはフェイスルートがいくつかありますが、半分以上はトップロープ課題で終了点はクラックと共通になっています。そのためクラックが混んでいるときは結局登りにくいという問題点があります。今後クライマー人口が増加するとしたら、トップロープではなくリードクライミングができるようにボルト化するのも選択しの一つだと思います。
最もクラックで登れる場所にはボルトは不要だと思いますが・・・
いずれにしても、リードで登れる数少ないルートの流星カンテにトライすることにしました。
流星カンテは鋭くとがりとてもカッコいいルートです。
流星カンテ 5.12b 難しい
自分の最高グレードの5.12bですが、それにしても難しいし、ボルト間隔が普通に遠い・・・
ベータスティックを持ってくればよかった・・・
リードが困難だったので、トップロープでトライしましたが、かなり難しいルートに感じました。ただ、何となく可能性を感じたので次回またトライしたいと思います。
何より美しいカンテのライン!初登者の北山真氏はさぞ満足したであろうと思いました。
流星カンテにトップロープを張るにも一苦労 隣の5.9は故 吉田氏氏初登のワイルドなライン
流星カンテの右隣りには、終了点直下にはチョックストーンがルーフを形成している変則的なルートがります。
流星カンテが登れない私たちは5.9のこのルートを攻めてトップロープを作ることにしました。
出だしは、蛇行したハンドサイズのライン、もしくは直線的なフィンガークラックが走っており、迷わずフィンガークラックに指を突っ込みました。
フィンガークラックをのっこすと、土の斜面を数歩 歩き、今度はオフィドゥスのコーナークラックが始まります。ここでは#4or#5のキャメロットと一緒に上りました。登ってはカムを決め直しながら進む いわゆる”お散歩”スタイル。
このお散歩スタイルは、使用するカムを減らすことができる上に、ロープの引きづり抵抗を減らすこともできるのでとても便利です。ただし、カム1個に頼っているので、自信がないときは途中にカムを残す必要がります。
2mも上がれば、今度はバック&フットスタイルで登れるようになります。バック&フットは背中と足の裏で岩を押し付けながら登るスタイルで小川山のセレクションの3ピッチ目のような ワイドクラックなどで活用します。
そうして、チョックストーン基部にカムを決め(キャメロットの#3or#2)、アルパインヌンチャクでロープが流れやすくして、チョックストーンの縁を使ってレイバックで登ります。
このパートがかなり痺れるクライミングでこのルートのハイライトになる事間違いなし。
もし、このパートでフォールを決めると、壁に激突するのが免れませんので本当にヒヤヒヤしました。
終了点の鎖をわしづかみして(オイ!)どうにかクリップ。
そこからチョックストーンの上部を回って流星カンテの終了点へ至りました。とても疲れました。
今回オフィドゥスパートで活躍したカム
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