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メトリウスクラッシュパッド

クライミング クライミングギア


岩場でもよく見かけるメトリウスのクラッシュパッドについて調査しました。

その結果、メトリウスならではのクラッシュパッドの工夫を記事にすることができました。

クラッシュパッド選びの参考にしていただければ幸いです。

メトリウスクラッシュパッドの特徴

ユーザー目線の商品づくり

斜めカットでクラッシュパッドに薄い場所を作らない

メトリウスのクラッシュパッドの特徴として、ヒンジ部が斜めカットされているところが上げられると思います。

ヒンジタイプのクラッシュパッドはヒンジ部にマットが無いので、マットの弱点とされています。この対策としてメトリウスでは斜めカットを採用しているそうです。

わざわざ作りにくい斜めカットを採用している点にこだわりを感じますね。

背負い部分を保護するカバーがついている

車に乗るときに服は汚れていてほしくないですよね。そして、服についた汚れで社内を汚したくないですよね。たとえ車が、自分の車であっても知人の車であっても。

クライミング後の服は、ボルダリングマットを背負うことで汚れてしまうことがあります。

ではなぜ、ボルダーが汚れてしまうのでしょうか?

ボルダーは地中に埋まっていたものが、川の浸食で出てきたものや、岩山から川沿いに転がってきたものだと思います。つまり”ボルダーのあるところ水源あり”と言えます。

瑞牆は顕著でエリア名に谷がついていますよね。また川の名前がそのままエリア名になっていることも多いです。(遠山川、気田川ボルダー、富士川ボルダーなど)エリア名になっていなくても、小川山の石楠花(しゃくなげ)エリアや、下仁田ボルダー、八千穂高原ボルダーは川沿いにありますよね。

外岩ボルダーに行くならば、水と一緒に汚れが付くことを念頭においておいた方が良いと思います。

水と一緒に付く汚れ。つまり、土や、泥がつくってことです。

クラッシュパッドに汚れが付くと、なぜ服が汚れるかというと、ほとんどのクラッシュパッドの背負い面は、クラッシュパッドとして使うときは、地面側にあるからです。残念ですね。

メトリウスでは、背負い面の汚れ対策として、クラッシュパッドにシートを取り付けています。

セッションⅡクラッシュパッドとリーコンクラッシュパッドだけになりますが、マットとして使用中に背負い部分を付属のカバーで隠せるようになっており、泥などの汚れが背負い面につくことを防いでします。

リーコン

メトリウスのクラッシュパッドで最もサイズの大きいモデル。

ブラックダイヤモンドのサーキットZとほぼ同じサイズです。大きめのサイズのクラッシュパッドですが、収納時は、三つ折りのためコンパクトになります。小川山や、瑞牆山などのエリア的に木が多いエリアのボルダーではストレスが少なくなります。

リーコンは背負い面をシートで隠せる設計となっており、ボルダリング後に服が汚れるリスクを下げてくれます。

また、シートには収納スペースが設けられているので、シューズやチョークバックを入れる別の入れ物を用意する必要がありません。

落下したときの事だけではなく、クライマーが家を出るところから考えている設計ですね。

スペック

3つ折り 重量6.5kg サイズ(cm)107×152×10

セッションⅡ

セッションⅡもリーコン同背負い面をシートで隠せる仕様となっています。

ただし、シートには収納スペースが無いのでここはリーコンと異なる点ですね。

セッションⅡは他のモデルと異なり、カラーバリエーションがあり、オレンジ、グリーン、ブラックの3色から選べるので、みんなで同じ色で揃えたり、かぶらないようにバラバラにしたりと選ぶのも楽しそうです。

スペック

2つ折り 重量 N/A サイズ(cm)99×122×10

ベーシック

メトリウスのクラッシュパッドといえばこのモデルが頭をよぎるのではないでしょうか?

サイズは、最近のクラッシュパッドと比較すると、ちょっと小さく感じるかもしれませんが、厚みは十分あります。

そして何より、昔から変わらないということは、モデルチェンジする必要がなく安心感につながります。

またベーシックはリーズナブルでもあり、3万円以下で買えるクラッシュパッドです。

スペック

2つ折り 重量 N/A サイズ(cm)99×122×10

ベースキャップパッド

岩場に行ってクラッシュパッドを横向きに置くのか、縦向きに置くのか迷う事はよくあります。

そんな悩みにたいするメトリウスの回答がベースキャップパッドだと思います。

ベースキャップパッドは、二つ折りのマットを2枚に分割でき、縦長にも横長にも連結できる機能を持っています。

そのため岩場でクラッシュパッドの収まりが悪いと感じる場面でその効果を発揮してくれるでしょう。

ベースキャップパッドは面ファスナー(マジックテープやベルクロの事)で繋げるので、ベースキャップパッドを複数購入することでどんどん連結することができます。

そのため、ジムでマットが必要なシーンでも連結して大きなマットにすることもできます。