クライミング上達最大の敵はケガ
クライミングうまくなろう!
そう思った矢先 けがは訪れる・・・・
- 最近調子よくなってきている!
- こんな課題余裕!
- あいつより俺のが強い!
なんて思っている人は要注意!けがはすぐそこまで忍び寄ってますよ。
けが発生直前の行動
- アップ不足→筋肉がいきなりアクセルMAXで腱や関節に負担がかかる
- 同じ課題をやり続ける→同じ筋肉、関節ばかりに負担がかかりオーバーワークでケガ
- 初めて触る低グレードの課題でアップ→こんな課題で落ちれない!という気持ちでいきなり全力を出してしまう 結果 ケガ
このムーブ・ホールドには要注意
- ガストン 手の利きが良いので力が入りやすい反面 肩周りのケガにつながりやすい
- カチ インカットしているホールドは指がしっかりかかるため、力が入り易く指に負担がかかる。足が切れても指が残るようなホールドは要注意。指から肘にかけての腱を痛めやすい(パキる)
- カチ いわゆるカチ持ち(親指を添えるやつ)をすると第一関節が痛む 使いすぎるとなりやすい。オープンハンドで持てるようになると痛めにくい。
- ヒール 足の筋力で引き寄せると、お尻当たりの腱?を痛める 治るまで時間がかかる。
- スローパー スローパーで手首が抜けるような感覚。手をついたりすると激痛を感じることも少なくない。
クライミングならではのケガ
- 膝 マットへの落下時の衝撃
- 腰 マットへの落下時の衝撃
けがの予防方法
とにかくアップをしっかり行う!
クライミング前のアップは毎回同じようにすることが吉!
オススメなのは、ウォーキング、ラジオ体操の動作と、軽い筋トレ
いきなり岩場で、筋トレは恥ずかしい!なんて思うかもしれないですが、そもそも岩場にアップに都合の良い課題なんてありません。岩は常にクライマーにとって理不尽な弱点しか見せないし、初登者も理不尽に配置されたホールドをうまく使うことでクライミングを楽しくしています。ですからアップで課題をやるのはオススメできません。
最初から完登しないつもりで触るならば問題ないですが、プライドが邪魔をしてアップでも低グレードのものは登ってやりたくなるもの。結果ケガをしてしまうのは馬鹿らしいです。
私は、アップや長めのレスト後は腕立て伏せを行い体を温めています。
腕立て伏せは、クライミングで酷使する肩回りの筋肉をよく使うのでオススメです。
そして毎回同じアップ動作からクライミングを始めるのも、ルーティンとしてもよいと考えています。外の岩に来るとどうしても最初は緊張してしまいますが、ホームジムと同じアップを行うことで、体をリラックスさせてると、精神もつられてリラックスしてきます。
また、筋トレは負荷の大きさを自分でコントロールできるので、難しい課題をやる前に少しきつめに筋トレすると、パワームーブもスムーズに繰り出せる気がしています。
強めの負荷→短い休憩→フルパワーが出せる!
ケガをしたら・・・
とにかく安静!痛みが引くまでは、登らない。
ケガをしたところを使わない筋トレに励む
どうしても登りたい!
責任は取りませんが、私の場合は以下の通り。
- パキったときは隣の指と一緒にテーピング
- 肩が痛むときは遠いホールドを取りに行くムーブはやらない
- 手首が痛いときは、前腕(肘近く)当たりの筋肉がカチカチなので、マッサージをよくする。手首にテーピング
- 腰、膝が痛むときは、クライムダウンを心掛ける
今までで一番くだらない けが
アプローチ0分のボルダーにトライした際に、クラッシュパッドに落下した衝撃で両足のアキレス腱に痛みを覚える。大したケガではなかったと思うが、数日にわたり痛みが続き反省した。
最後に
ケガは”最近絶好調!”と思うときほど訪れます。ケガほどクライミングの上達を妨げる要素はありません。 楽しいクライミングライフを続けるにはちょっと退屈なアップが必要のようです。