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小豆島クライミング 赤嶽初探訪

クライミングエリア情報

数年前に公開された赤嶽トポは下のボタンを押した先のサイトで購入可能です。

赤嶽の駐車場の説明はトポに譲りますが、トポに書かれている内容はわかりやすく間違えることはないと思います。

駐車場には料金箱があり、一人300円支払います。(長野県の佐久志賀の1500円/人とは大違い)

駐車場から岩場まではおおよそ20~30分ほどかかります。

駐車場から赤嶽へのアプローチ

歩行時間はかかりますが、アップダウンは少ないです。長野の尼厳山のような登山にはなりません。

そうこうしていると岩場に到着しますが、ルートがどこにあるかわかりにくいです。

これは植生がジャングルのように密集しているため、遠くの壁が視えにくいためだといえます。

危険がいっぱい知っておきたい赤嶽の注意点

私が気になった赤嶽の危険ポイントを紹介しておきます。

現地でケガをしないためにも、ヘルメットをかぶるなどの対策をしてケガをしないようにしていただけると幸いです。

上段エリアからの落石

ルートのスタート箇所が歩行路よりも高い位置にある場合があります。そのような上へあがる道はたいてい急登でFIXロープが張ってあるのですが、どうしても落石が発生してしまいます。そのため、下の歩行路を歩いている方は上段からの落石に注意する必要があります。

ルートからの落石

この記事でも後述していますが、ルートにはまだまだ脆い岩があります。

ビレイヤーだけでなく、周りで見ている方、周辺を歩いている方に落石が落ちないとも限りません。ルートの基部で昼寝していると大変危険だと思いますので、休憩するときはルートから十分離れた場所がお勧めです。

私が登っている最中にフットホールド(約10cmX30cmX30cm)が外れました。人に直撃したら大けがは免れないサイズです。

歩行路が危険

そもそもの話になりますが、先述したFIXロープが張ってあるところは崖の中を歩いているような場所もありました。

手袋をしたり、適切な靴を履き、必要に応じてヘルメットをかぶるなどして赤嶽に行くべきだと思います。

赤嶽の見どころ

やはり、YYTエリアや、ジャンボリーケイブエリアは規模も大きく見ごたえのあるエリアだと思います。

あまりの大きさに圧倒されてしまいます。

二子山の弓状エリアを始めてみた時もスケールの大きさに驚きましたが、赤嶽のそれは過去一でした。

ただし、小豆島の植生の都合上冬季でも落葉する樹木が少ないので、アプローチからの景色の見通しはあまりよくないです。

岩に設置されたボルトなどがかなり小さく見え、遠近感がバクってしまいました。

赤嶽では低グレードのルートを登るべきではない??

わざわざ赤嶽に来たのならば、難しいルートに挑戦するべきなのかもしれません。

なぜならば、上られていないルートは浮石が多かったり、苔が生えて自然に帰り始めているからといえるでしょう。私が思うに、高グレードのルートを落とすために来ている人は、アップもそれなりに高グレードになってきます。

そうすると、アクセスしにくい低グレードルートはわざわざ触ることもなく、脆い岩が落ちて安定するまで時間がかかると思われます。

テツさんエリアのルートを登った際には、厚みが10センチ岩の広さが30センチ×30センチほどの岩が壁から剥がれ落ち、ビレイヤーに当ててしまうという事がありました。

ビレイヤーのN氏がとっさに落下してきた岩の落下軌道をずらしたため、太ももに青あざができる程度で済みましたが、仮にそんな反応ができなければ落石をもろに食らってしまい、大けがをしていてもおかしくなかったと思います。

また入口エリアのはじめの一歩5.10dも出だしでは浮石があり、また核心部のホールドは苔むしていました。

赤嶽の感想

コンスタントに5.12台をワンデイで落とせるくらいの実力のある方ならば、年1回行く頻度であっても楽しめると思います。

また、通うことができる方であればもちろん上記のような実力は不要だと思います。

エンクラでちょっとついでに見てこうか!くらいの気持ちで来ると岩場の迫力に圧倒されてしまうかもしれません。

比較的若い岩場で、歩行路などはまだまだ安定しておらず、浮石など気になりましたので、行く際は安全に十分気をつけてください。