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小川山クライミング スラブ状岩壁 マルチごっこ

クライミング クライミングエリア情報 小川山

小川山のスラブ状岩壁エリアの かわいい女(5.8)プレイバック(5.11a)長いお別れ(5.7)ソドム(5.12a)をつなげてマルチごっこにトライしました。結果的には敗退です。

スラブ状岩壁のとりつきは、様々なグレードのスラブ課題が多く人気のエリアです。

マルチとしては、風と共に去りぬ(510a~11ab) がありますが、トポを見れば1段上がったとこから始まるプレイバックを繋げてマルチ風味にクライミングができそうなのでとりあえず偵察がてら上ってこようと計画してみました。

注意点は、高度が上がるほどに川の音がうるさくなるので、声が通らなくなります。笛や、ロープの引き方などコールの仕方をよく打合せしておきましょう。ほかのパーティーのコールもありますので十分注意してください。

プレイバックへのアクセス方法

1P目はかわいい女で 上まで上がってしまうのが良いでしょう。終了点はその左となりを使ったほうがいいので、ほかのグループがいる場合十分に声掛けしてから始めてください。

2ピッチ目のプレイバックのスタートは、1P目の終わりから、そのまま岩を直登し、岩のテラスまで上がります。土付きを上がっていくこともできましたが、ざれており こぶし2つ分以上あるようなサイズの岩がごろごろしており、落石のリスクを考えると、こちらは通らず岩をそのまま上ったほうが安全です。また、ロープの流れもよいでしょう。

プレイバック5.11a

プレイバックの左側はめちゃくちゃ難しく歯が立ちませんでした

プレイバックのとりつきはテラスから岩側を見て左側手側にある小さい岩塔から始めました。

メインの岩との間を使ってクラックとして上ってもよいでしょう。ただ、オフィドゥスなので私は普通に上りました。出だしはちょっと悪いですが、スタートしてしまえば難なく登れると思います。

ボルトルートですが、岩塔の頂点直下に水平クラックがあり、ピン間隔が広かったので0.5くらいのカムでプロテクションを取りました。岩塔の頂点は解放感のある雰囲気があるのでここに立つだけでも上がってきたかいがあるかも。

プレイバックの核心はここから始まり、左側と右側にボルトがありました。左側のルートは一見ホールドが多く見えるのですが、とても難しく11aとは思えないグレードで一旦降りることにしました。

クライマーをN氏と交代し、N氏に右側の偵察をしていただきました。

ルート的には右側が正しいようでしたが、身長168㎝の私ではパツパツだったので、身長が低い方は苦労すると思います。

怖い乗越をやり過ごし、少し上がるとプレイバックの終了点です。

終了支点は、ボルトアンカーとリングボルト2本 そしてボロボロのスリング・・・

怖いのでそのまま3ピッチ目の終了点と思われる立木まで進みました。

ロープは50mのダブルロープなので強気に進みます。

3ピッチ目の終わりまで登って今回は終了

ソドムのとりつきからの眺め
4ピッチ目からの景色 高度感がだいぶ出てきます

この日はパタゴニアのごみ拾いイベントもあり、早めに撤退。

4ピッチ目のソドムはリングボルト交じりの5.12a ぜひともリボルトしていただきたいですね!

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