kubo's.blog Written by s-kubota

クライミングビレイデバイス グリグリなどのオートロック機能付きを選ぼう

クライミング

クライマーならば安全に配慮してクライミングしたいですね。

このように考えているリードクライマーの悩みの一つがビレイデバイスは何を買うか?ではないでしょうか?

クライミング歴15年の経験そして、他のビレイヤーの動作を見てきた結果から言えば、初心者が選ぶビレイデバイスはグリグリのようなオートロック機能付きのものです。

1万円前後するオートロック機能付きのビレイデバイスは高額ですが、安全性や、ロープワークのしやすさなどを考えれば便利なアイテムと言えるでしょう。

後から再度購入すると余計にお金がかかってしまうので、一番最初に買ってしまうのが結局一番安く済む方法です。

オートロック付のビレイデバイスで落下を止める小川山 働けロッククライマー

初心者の方はオートロック機能付きのビレイデバイス一択です。

なぜならば、確実にクライマーを落とさないからです。

選ぶべきビレイデバイスはユーザーが多い、グリグリや、ATCパイロットがオススメです。

ユーザーが多いということは、使い方がおぼつかなかった時などアドバイスをもらえることが多くレベルアップがしやすいです。

ユーザーの多いビレイデバイス

グリグリ

ATCパイロット

スマート

なぜオートロック機能付きのビレイデバイスを勧めるのか?

楽しいクライミング

クライマーを落とさない。これに尽きます。

初心者ビレイヤーのほとんどはビレイをミスしている

私は10人以上のビレイ未経験者にビレイを教えて、自分のビレイをお願いしたころがありますが、残念ながら、初心者でチューブタイプのビレイデバイスを1回で覚えられた人は見たことがありません

ロープから手を離さないようにビレイするということは、ロープの持ち替えが必要です。

この持ち替え手順は、リードの時と、トップロープの時で変わるので、初心者にはとてもハードルが高いですし、クライミングの経験年数がありそうな方でも間違えて覚えていて大変危険です。

せっかく週末の楽しい時間を、ビレイの手順の説明で時間を使いたくないですよね!

楽しくクライミングの為ならば、ビレイデバイスを奮発するのもよい判断だと言えます。

ビレイデバイスのオートロック機能付きがなぜ良いか

オートロックは経験によらず確実に止める

ロープの持ち替え中にクライマーが落下してしまったときに、ロープを確実に止めることができます。

ロープワークの間違いが少ない

先に、間違ったロープワークといいましたが、正しいロープワークとはビレイ中は左右どちらかの手が確実にロープを持っていなければなりません。

間違ったロープワークは、たるんだり、ロープを送り出すときに手を放している瞬間があります。このテクニックは、ジムだけでなく家でも練習するくらいやらないと癖が付かないようです。

私は家でもジムでも散々練習しました。

もっとも深刻な問題は、一度間違って覚えてしまうと癖を直すのはかなり困難になります。

経験豊富な、クライマーの方でもビレイ方法を誤って身に着けてしまっている方をよく見かけます。

クライミングを愉しみに行っているのに、ビレイ方法を注意されるのは気分が悪いですよね。注意する側も気分が悪いです。

何時時間も練習しなければ身につかないビレイテクニックに価値はありますか?

自然の中でのクライミングは楽しい

あなたが完壁なビレイデバイスを習得する時間があれば、もっとクライミング自体を楽しみたいとは思いませんか?

オートロック機能付きのビレイデバイスを購入し、ある程度練習すれば、誰でもクライマーの落下を防ぐことができます。練習時間を短縮できる分だけオートロック機能付きビレイデバイスは高くなっているのです。

オートロック機能付きのビレイデバイスの仕組みは2種類

ロープを止める方法は大きく分けると2種類あります。

一つ目は、グリグリのようにロープをデバイスの中にある部品(カム)で挟み込む方式。この方式は部品点数が多いので重量が重めになります。

二つは、カラビナとビレイデバイスでロープを挟み込む方式です。ATCパイロットや、メガジュルのようなタイプになります。こちらのタイプは操作方法がATCと同じような方法で使えるので、既にATCに慣れた方にお勧めです。

注意点

ビレイデバイスごとに使い方は微妙に異なります。ですからショップの店員さんや、クライミングジムのスタッフさんに使い方や、注意点を聞いてみてください。最近ではメーカのYoutubeでも紹介動画があります。実際に使う前に十分に確認してください。

因みに・・・

私は、ブラックダイヤモンドのATCパイロットを使用しています。

それまでペツルのルベルソ(ATCのディッセンダー)を使っていましたが、youtubeの紹介動画をきっかけにATCパイロットを使用し始めました。

選んだポイントは、使用方法が今まで使っていたATCとほとんど同じ点あり、新たに動作を学びなおす必要がなかったためです。

ATCパイロットを使い始めてから気づいたこと

オートロック機能付きの機種を選ぶと、クライマーのハングドック中(ロープにぶら下がって休んだり、ムーブを練習したりすること)に手が疲れなくとて重宝しています。

またオートロック機能付きのビレイデバイスにしては価格が安かったのも選んだポイントですね。

比較動画があったので紹介したいと思います。

グリグリとATCパイロットどっちがオススメ?

私は本気トライのビレイをする場合は、ATCパイロットを使い、トップロープやエンクラ要素の強いリードのビレイではグリグリを使い分けています。

グリグリは圧倒的にロープの保持力が強いため、確実なロックができます。これに対してATCパイロットは、ロープとの相性もありますが、ロープを握っていないと ゆっくりロープが滑り出ていきます。

その反面ロープの出しやすさでは、ATCパイロットの方が出しやすいです。もちろん使い慣れでずいぶん変わると思いますが。

グリグリは勢いよくロープを繰り出すときにはロックが効いてしまい焦ることが多いです。