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ボルダリング クラッシュパッド比較まとめ

クライミング

外岩のボルダリングで必須のクラッシュパッド。十年前はさほど種類はありませんでしたが、最近では各メーカー様々なクラッシュパッドをラインナップしていますね。

因みにクラッシュパッド とは 下に敷くマットのことです。ジムだと30㎝くらいのふかふかマットですが、外に持ち出すクラッシュパッドは 10㎝ 程度の厚みで衝撃を吸収するように設計されているのです!

クラッシュパッドの補助として、風呂マットを隙間にあてがっている方も多いですが、風呂マットは滑りやすいので逆に足を取られる場合もあるようです。急傾斜地では特に注意が必要です。

これに対し、クラッシュパッドはナイロン製の生地でおおわれており、滑りにくく丈夫にできています。

選ぶポイントですが、ほとんどの方が車に積むと思うので畳んだサイズが、車に収まるのかチェックしましょう。サイズは大きければ安心ですが、その分重量も重たくなるります。特に女性クライマーは、持ち運び時のサイズと重量は気にした方が良いと思います。

クラッシュパッド選びの参考になればと思いAmazonで購入できるクラッシュパッドのほかに、BlackDiamondや、MOONなどの気になるクラッシュパッドを一覧表にしてみました。価格はAmazon もしくは、楽天 価格です。Amazon または楽天にないものは価格を載せておりません。

ボルダーでは落下はつきもの ケガの予防にクラッシュパッド
メーカー/名称Amazon価格サイズ(cm)収納時(cm)重さ(㎏)
mountain dax(マウンテンダックス) ゴレイロダブルⅡ CG-43226,400円120x90x1060x90x203.1
mountain dax(マウンテンダックス) ゴレイロトリプルⅡ CG-43337,400円180x90x1060x90x604.8
Metolius(メトリウス) リーコンクラッシュパッド/ブラック/グレー ME1800774,859円152x107x1056x107x336.5
メトリウス/ボルダリングマット・セッションⅡ(グレー/ブラック)58,617円122x91x1066x91x104.0
BlackDiamond(ブラックダイヤモンド) ドロップゾーン48,896円122x104x95.5
BlackDiamond CIRCUIT未掲載120x89x960x89x183.8
BlackDiamondブラックダイヤモンド)MONDO(モンド)84,911円165x112x129.8
snap(スナップ)STAMINA(スタミナ)未掲載125x100x1255x100x326.2
MadRock(マッドロック)R3(アールスリー)未掲載140x90x1070x90x208.0
MOON(ムーン)WARRIOR CRASH DAD(ウォリアークラッシュパッド)36,300円130x100x1165x100x226.0
MOON(ムーン)SATURN PAD(サターンクラッシュパッド)未掲載160x120x1380x120x268.0
CASSIN(カシン)ミニドゥ27,499円114x100x10.557x100x10.53.8

マット検証

私の主観で評価していきたいと思ます。

mountain dax ゴレイロダブルⅡ

シンプルな構造の二つ折りのマット。収納は本体についたベルトで固定するスタイルです。背負子面のカバーはないため、外で使う際には、マットの下にシートを敷かなければ、マットについた土が背負う際に背中を汚してしまいます。

マットの端には、フェルト生地が縫い付けられているので、トライ前にシューズをきれいにする時には役に立ちます。

構造が単純でコストは抑えられております。また、重量も軽いので移動の際には使い勝手が良いでしょう。

ただし、体重の重めの方(70㎏超)や、ハイボルダーなどで落下距離が長い課題に挑戦する際には、クッションの密度が低いと思いますので向いていないかもしれません。

mountain dax ゴレイロトリプルⅡ

先に上げたマウンテンダックスの二つ折りマットの3つ折りバージョンです。

マットが三つ折りになったので、折り目の一つは落下面側に来ています。折り目が落下面にあると、足がはまったりしてケガをしてしまう可能性がありますが、このマットはマジックテープで折り目を隠せるようになっており対策されています。

Metoliuse(メトリウス) RECON(リーコン)

メトリウスのクラッシュパッドでは最大サイズ。三つ折りになるので、厚みがややでるもののコンパクトになります。また荷物を入れるスペースが設けられているので、移動の際にはシューズなどを収納できるでしょう。

クラッシュパッド展開時には、背負子面をカバーがついているのでクライミング後の移動の際に背中が汚れるのを防いでくれます。

重量はやや重くなるものの、クッション性能が期待できますので落下距離のあるものや、体重の重めの方にもおすすめできます。

Metoliuse(メトリウス)SESSIONⅡ(セッション2)

サイズはマウンテンダックスの2つ折り(ゴレイロダブルⅡ)とほぼ同じサイズになります。ゴレイロダブルⅡとの比較をすると、まず重量が重い分クッション性に違いがあるでしょう。密度が高い分、ハイボルダーや体重の重めの方でも安心感があると思います。ただし、クッション性が高いといっても最近の新しいモデルと比較すると、小さく感じるのは否めないでしょう。

背負子面も、使用中はシートで隠せるようになっているので、汚れにくい構造です。落下面(表面)にはフェルト生地のメトリウスのロゴがあり足ふきマットとして使用できます。

重量も比較的軽いので持ち運びもストレスが少なくなりそうです。

BlackDiamond(ブラックダイヤモンド) DROP ZONE(ドロップゾーン)

ブラックダイヤモンドの1枚もののクラッシュパッド。 ドロップゾーンのようなクッションが分割されていないタイプは、はじめに畳む際に苦労します。ただし、2枚や、3枚タイプのような継ぎ目がないので、クラッシュパッド内のどこでも同じようなフィーリングで使用できるのがメリットになります。

また、折り目に隙間が必ずできるので、分割タイプよりも荷物を多くしまうことができます。

広げた際には、マット側面のシートで背負子面を隠せるようになっているので、背負子面を土で汚れるのを防いでくれます。

落下面(表面)には、足ふき用の生地がないので、使用する際には足ふき用のフロアマットのようなものを持って行った方が良いでしょう。

Amazon未掲載クラッシュパッド

BlackDiamond(ブラックダイヤモンド)CIRCUT(サーキット)

最低限の装備で固めたコストパフォーマンスを抑えたモデル

クラッシュパッドとしての必要な機能

  • 落下衝撃を和らげる
  • 背負ってい持ち歩く

この機能をしっかり果たしているモデルだと思います。このモデルを見ていると「天気悪いときボルダーいかないでしょ」、「なんだかんだ言って結局安いのがいいんでしょ?」という言葉が聞こえてきそうですね。常にマットの下にブルーシートを敷いている方からしたら全然気にならないのではないでしょうか。外の岩場に行く機会が少ない人にオススメですね。

BlackDiamond(ブラックダイヤモンド)MONDO(モンド)

ブラックダイヤモンド最大のサイズ、ソロで行く方や、ハイボルダーにトライする方ににオススメですね。サイズもさることながら、重量も9.8㎏と他のモデルと比較して突出していますね・・・

購入を検討されている方は、販売店で背負ってみた方が良いでしょう。背負うと さほど重量感を感じない。とう触れ込みもありましたが、感覚は人それぞれなので。地面に置いた時の背負子汚れ防止のシートもついていないので、ブルーシートは必要になりそうです。このMONDOも、クラッシュパッドに求められる機能を追求しつつ、汚れ防止シートをなくすなど コストを抑えるための工夫だと思います。このサイズ感にして、この価格ならばお買い得だと思います。

snap(スナップ)STAMINA(スタミナ)

サイズ感はやや大きめといったところでしょうか。厚みは安心の12㎝ハイボルダーからの落下もしっかり受け止めてくれそうですね。マットは一枚ものなので、折りたたんでもやや厚めなので、購入の検討をする際には、車にちゃんと詰めるのか確認しておいた方が良いかもしれないですね。

このマットは、足ふき用のマットが付属でついており、気が利いていますね。またこのマットの特徴として、背負子面が落下面側という点が挙げられます。背負子面が落下側なので移動の際に背中が汚れる心配は少なそうです。ただし、移動の際に、マットに挟む荷物があれば、土がついてしまう可能性があるのでブルーシートは用意しておいた方がよさそうです。背負うためのベルトは、本体とはマジックテープで固定しているので使うときと、移動する際で取り外しが必要です。さほど手間がかかるわけではないと思います。

MadRock(マッドロック)R3(アールスリー)

マッドロックのクラッシュパッドR3
マッドロックのクラッシュパッドR3は巻きずし状にまとめるタイプのクラッシュパッド

こちらのマットは私も使っており、ブログ記事にさせていただいていますので、こちらからどうぞ。

MOON(ムーン)WARRIOR Crash Pad(ウォリアークラッシュパッド)

MOON WARRIOR Crash Pad
旧モデルのだいぶ使い込んだウォリアー まだまだ使えます

私も使っているマットです。もう7年以上は使っていると思いますが、日焼けしているだけで、まだまだ現役のクラッシュパッドです。ムーンのマットの特徴は内側にあります。なんとマットのファスナーを開けると、ビニール袋に入ったスポンジが見えるのです。つまり濡れた環境でも、スポンジが水を吸うのを防いでくれるのです。ちなみにウレタン系のスポンジは、濡れた状態で紫外線に当てるとボロボロになってしまいます。濡れたからといって直射日光に当てると、ボロボロになりますのでご注意ください。この現象は加水分解と呼ばれていて、ウィンタースポーツのゴーグルや、ヘルメットなどでボロボロにしてしまった人もいるのではないでしょうか。

ムーンマットの内側 スポンジはビニール袋にはいって保護されている
ムーンの特徴 中のマットをビニール袋で保護

マットについてですが、ムーンのマットは使用する際に、背負子部分を足ふきマットで隠して使うので、汚れる心配はありません。ただし、地面に触れる面がマットを背負う際には荷物を入れる内側になるので、荷物を入れる際には汚れに注意してください。マットがビニール袋に入っているからといって、ブルーシートがいらないわけではないですね。

接地面には、滑り止めのラバーシートが縫い込まれているそうでトライ中のズレを防いでくれるそうです。私の使っている古いモデルにはこの生地を使っていないので、進化していますね。

MOON(ムーン)SATURN PAD(サターンパッド)

ブラックダイヤモンドのモンドの対抗馬といったところでしょうか?でかいです。横幅はモンドの方が5㎝長く、縦幅はサターンの方はが8㎝長く厚みはサターンが1㎝厚いという感じで、ほぼ一緒ですかね。重量はサターンの方が軽いので、サターンに軍配が上がりそうです。基本構造は、前出のウォリアーと同じでハイボルダー向けに大きく厚く作ったモデルですね。

CASSIN(カシン)ミニドゥ

カシンといえばドミノマットですが、こちらはドミノで得た知見から設計されたクラッシュパッド ミニドゥ。

コンパクトなサイズで軽量ですので、持ち運びに便利なのでサブマとしても活躍してくれそうです。持ち運びは背負うだけではなく、肩掛け方式にすることも可能。

最後に

毎年各メーカーからニューモデルが出たり、改良版が出たりと話題に尽きないクラッシュパッドです。今後も他のメーカーのクラッシュパッドを調べて情報を集めていきたいと思います。

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